ミッションインポッシブルⅢを観た。
封切り日だっていうのに劇場はがらがらだったけど、おかげでおしゃべりしながらのびのび観れた。
込み入った裏情報機関の話はフランス語で理解には及ばなかったがこの映画に関してはアクションとちょっと笑えるスパイ小物と最新のCG技術を堪能できればそれでOK。
橋の上での特撮は本当にすごかった。
今やこんな映像が違和感なく取れちゃうのね、人間ってすごいって思った。
トム・クルーズだってもういい歳なのにすごいハードなアクションの連続。
体を張って私達を楽しませてくれる彼と彼のスタントマンに心からの拍手。
それにあの背の低いクルーズをそう感じさせないカメラアングルとか大きな人と並ばせないとかそういう技術面でのすごさも相変わらず。
そして今回の注目がマギー・Q。
インチキ手品師みたいな名前なのが残念な今回のヒロインである。
華奢だけどキチンと鍛えられた背中がとーっても美しかった。
遠目だと東洋人、でも顔だけのアップだと何人だかわからないのが魅力。
すごく痩せたキャサリン・ゼタ=ジョーンズみたいでもあり、
弱々しげな顔に気丈な精神のアンバランス、どこまでも細い体、何しろ顔の造りが我々にはどうしても工藤静香を思い起こさせる。
背が小さいから選ばれたんじゃないの?って思うほどの大抜擢。
なんで工藤静香じゃだめなのよ?っとさえ思う(笑)。
私的統計上、欧米でモテる東洋人はきまって若干肌が浅黒い気がする。
マギー・Qもそう。
ニコラス・ケイジに見初められた元すし屋の店員アリスも。
日本では異例の地黒美人、後藤久美子がその典型。
フランスジン男性の嗜好の枠はエキゾチック(異国的な)>オリエンタル(東洋的な)>アジアティック(アジア的な)>ここから国別に分かれて細分化される。
パリではちゃんと識別されているのだが、コートダジュールに住む人にはインドより東はひとまとめ、どこがどの国かよくわからないってところがある。
(我々が中近東はひとまとめっていうのと似た感覚)
アジアティック枠まで行くだけで充分マニアで、ジャポネ好きともなるとアニメ系オタクか超インテリの独壇場となる。
ジャポニズム枠の王道、前髪パツンのぽっちゃり色白がモテる枠は意外と狭いのだ。(「ヒマラヤ杉に降る雪」の工藤ユウキ参照)
だから一見して「ニホンジン!」とわかるより、「あの人、何人なんだろう?」と思わせた方が出会いの幅が広がるのも確か。
人間は(特に男性は)未知なる物に惹かれるものだから。
コートダジュールで出会いを期待するならセルフタンニングをして浅黒肌にしてみてはどうだろうか?
La lutte contre le Coronavirus, on va gagner!
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