そういえば、私、職場で笑わなくなったな、、、。
と言っても、感情を押さえ込むようになった、とかではないのでご安心ください。
ニホンジン女子的には美容面から言っても、エイジング、リフティング面から言っても
「いつも口角を上げて、スマイル!」がよしとされている。
辛い時こそ「笑顔」とかキツイ時こそ「笑顔」とか「笑う角には福来る」って
すり込まれてるもんで、私もフランスに来て1年目の職場ではとにかく「スマイル」。
いつでも「スマイル」誰にでも「スマイル」。
おかげでお客様はもちろん、同僚や、隣の建物のおっさんにまで
「笑顔がとてもいい」「すばらしい」「感じがいい」と評判もよくて調子に乗ってたけど、、、。
職場ではそれがあだとなって他人より多く小さな面倒くさい系の仕事を頼まれるハメに。
これまたニホンでは「どんな小さな仕事も完璧にしてこそ上(次のステップ)がある」とかもう、なんでもかんでも精神論で「それも修行」みたいになっちゃうんだけど、
ここはあくまでもフランス。
誰がやったっていい仕事はお人よしかバカか小心者がやると相場が決まっています。
フランスで強く言ったほうが勝ち。
それが幾分か理不尽でも、フェアじゃなくても、筋違いでも
「大きな声ではっきりと主張した者の勝ち」でございます。
これはニホンでは「陰日なたなく正しく生きていれば必ず報われる」や
「正義は必ず勝つ」等と同じくらいその国の国民の精神のベースの奥深ーくに
刷り込まれて絶対とれない思想のようなもの。
だからその是非なんてどうでもよく、
「この国ではそういう思考ベースにモノが考えられている」と
飲み込んで理解してしまったほうが早い。
そんなわけで、無駄にへらへら愛想振りまくのはやめた3年目の夏。
エネルギーの無駄だし(←ニホン女子的にはかなり終わってる?)。
その上「それは無理」「やって。つかこっちの仕事じゃないし。」とかちゃんと説明(?)できるようになったほうが上手く回るという事実にも気がついて、、、。
もちろん、可笑しい話のときは笑うし、お給料や待遇の話するときは仲良しだけど
基本的には「あたいの笑顔は高いよ」って感じを打ち出してます(笑)。
ただ対お客様的には「まごころこもった真の笑顔」の時と「営業スマイル」の時では
正直チップに格段の差がでてます。
「心に響くアジアンスマイル」で高額チップゲットで行くか、
フランスジン的に徹底的に無駄な(そのうち6割は必要な)仕事はしないノンスマイル営業で行くか、、、。
前者は免疫系統にはいいんだけど、仕事量が増えて肉体的にキラー細胞だらけになる。
後者はその間逆で最終的に免疫力低下、、、。
結局、病気になるんじゃん!?
フランスジンみたいに、仕事もしないで罪悪感もないのが一番ケンコーなんだけど。
あぁ、悔しい(笑)。
美の本質を考える ミス2008からSATCまで
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