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「ニホンジン」は密の味?

英語・フランス語の両方がダメなために
まっさきに朝食セクションに配属されたアジア人の私も
某ホテルでかれこれ3回目の夏
相変わらずしゃべれないが、こなす仕事量だけはたいしたものになり、
(フランスジンと比べて、、、の次元の低い話ですが)
それと同時に、誰が実際にどのくらいの仕事ができるかを
量と質で把握できるようになっていた。
なので朝食セクションでどれだけの仕事があって、
どういうことができる人がどの時間帯で必要かを
私がオーナーに直接言うようになった。
(ひとえにもふたえにも彼ママだからだけどね。
もちろん仕事中は公私混同しません。
フランスジンじゃないのでね~♪←この部分イヤミです。)
そういう時真っ先に言うべきは「フランスジンならいらない」ってこと。
分単位の誤差で現場がめちゃめちゃになる我ホテルの朝食タイム、
おしゃべりばかりなのと、洞察力と観察力と視力のない
フランスジンの研修生はいるだけ邪魔。
要するにフランスジンが入ると全体の効率が非常に悪くなるんです。
もちろんフランス社会でそれをダイレクトには言えないので
「タイ人の彼女の方が裏方の仕事はきちっとできると思うので」とか
「毎回同じセッティングを間違わずにできる方」、
「朝、時間に必ずベストコンディションで来れる方」とか言って
なるべくアジア人研修生を回してもらうようにする。
ただフランスジンの研修生のいいところは作業がダイナミックなところ。
なんでも適当、時間で動く(客がいようと時間で閉める)ので
実際の作業従事時間が短くてすむという利点がある。
お客には利点はない
だから「形だけなんとなくなってればOK。とにかく急ぎで」
みたいな作業はフランスジンに頼むと恐ろしく早い。
顕著な実例を挙げると、
去年いたフランスジン、タイ人(両方女の子)の研修生の両方に
「パンくずとか落ちてるから、ダイニングに掃除機かけといて」とだけ言っておいたら、
フランスジンは5分で終了

(物理的に絶対そんな早くできない。案の定、パンくずだらけ)
彼女としては「サロンに掃除機かけた」。たしかにそうだけど[:撃沈:]。
一方タイ人は隅から隅までずーっとずーっとずーーーっと掃除機かけてるの。
いくらなんでも時間かけすぎだって。
大掃除じゃないんだから、1時間もかけられても困ります
その代わり、パンくずはなし。
彼女としても「サロンに掃除機かけた」。たしかにそうだけど[:困惑:]。
それでもやっぱりアジア人は「仕込みやすい」
どんなに言葉が通じなくても、真摯に覚えようとするし、覚えも良いし、
一度言ったら間違わないし、言ったことは最後までちゃんとできるから。
説明途中に「自分の意見」とか言わないし(爆)。
なにしろ1人でフランスジンの最低2人分は働くのでお得でしょ?
文句も言わず、的確に指示に従うアジア人、
「やめていい」というまで休みもとらず作業を続けるアジア人は
使う側にとっても人気が高いんです
その中でも特に自己主張をまったくしない(できない?)
ニホンジンを知ってしまったらもう蜜の味、、、。
経営者も責任者も一度ニホンジンを使ったらもう止められない
というのがコートダジュールの定説
となっています。
余談ですが、アジア諸国でもニホン以外から来るアジア人は
みな英語完璧、その上なぜか皆、ちょっとした日本語が話せます。
それに引き換え私も含め、ニホンからの研修生は
ことごとく英語もダメ、フランス語もダメ。
母国語以外のアジアの言語のひとつも知らないってのは
大変特徴的です。
なぜなんでしょ~?

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