毎朝、水上スキーを仲間と楽しむあるムッシューがいる。
ホテルの構造上、私が朝食をやっているテラスを必ず通っていくのだが、その時に友人の分までのコーヒーとクロワッサンをさわやかな笑顔で注文されていく。
実際、彼の注文を受けるのは面倒なこと。
だって「エスプレッソ2つにカプチーノ2つにアメリカンコーヒー1つにショコラ+エスプレッソを特別に、それと人数分のヴェノワゼリィ(クロワッサン類)をパントン(桟橋)の先にいるから届けて」っていうものだから。
桟橋へのお届けは基本的には朝食係の仕事ではなく、ビーチ係りの仕事だし、単なるコーヒーにしてくれれば早いし簡単なのに、、、、。
でもこの注文をよぉ~く見て!
「友人にそれぞれ好みの飲み物を届けたい」っていうキメ細やかな思いやりとその日のメンバーの好みをすっかり把握してる日ごろからの注意力。
しかも!飲み物には注文が細かいのでそれ以外のことにはあれこれ指図せず、こちらの提供に任せてくれる「注文の強弱」で従業員を煩わせていない。
単にわがままで面倒な注文をするのではなくて全方位、自分に関わる人全員のことを考えてるのよ!
それに毎回必ず10%のチップをくれるし[:ラブ:](結構大事(笑))。
この方は誰でも等しく大切になさるんだろうな、、、と言うのが私(ホテルのウエイトレス)への対応を見てもよくわかる。
今朝は朝食やってるテラスから階段を降りて、シーサイドレストランを抜け、板張りの桟橋をよろよろ渡って、「うちのホテルってこんなにで大きかったっけ?」と思いつつやっと水上スキーの発着してる橋の先端にたどり着いたら、ちょうど行き違いにボートが出ちゃって熱々のコーヒーを提供できなかったよ、、、(笑)。
皆さんが飲み終った頃を見計らって、領収書にサインもらいにいったら、ムッシューはすぐに駆けつけてきてくれて「どうもありがとう!」っていつもとおり10%のチップをくれた。
「また明日!(もお願いね)」ってすっごいさわやかな笑顔で。
「仕方ないな~面倒なのに。でも許す。」とすっかりこのムッシューのペース。
この方、、、一体何をして(仕事)こんなに豪勢かつ爽やかに暮らしてるんだろう?
若くて、かっこよくて、愛にあふれてて、頭の回転が速くて、スポーツを犬をこよなく愛し、老若友人にも愛されてて、しかもお金持ち!
どうせ犬になるならこの人の飼い犬がいいと密かに思ってマス[:犬:]。
HALVA(ハルヴァ)魅惑のアラブ菓子
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