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お育ちは「アー」の中に

フランス語って本当に何からなにまで「音」から入るのね、、、。
今までも発音の勉強中に何度も思わされたけど、先日またそんな思いを別の角度から感じさせられた出来事があった。

お育ちは「アー」の中に

フロランのフランス語はフランス人にも美しい、らしい

お育ちは「アー」の中に
写真はイメージです

私の勤務してるホテルは従業員の出入りが非常に激しくて(100%給料が安すぎるせい)
また新しく給仕長のアシスタントが入ってきた。(ちなみに給仕長のポスト自体がここ数ヶ月空いております)若いのにドイツ人レスラーのような(?)きれいに整えられたヒゲが印象的な男性フロランです。全体的にピシっとした印象のあるフロラン。それゆえ接客業なのにヒゲもOKされているのでしょう。

その彼を巡ってフランス人の同僚が噂をしておりました。
「彼って○○家の出身らしいよ」「わかる、わかるー。きっれーな発音するもんね」
うそでしょ⁉ナニソレ、全然気がつかなかったんですけど!!
「○○家ってなに?貴族?貴族?」日ごろから貴族が見たくてしかたない単なるミーハーの私は2人の会話に入り込み、一体彼のしゃべりのどのあたりがそうなのか聞いてみた

ココがフロランのフランス語の美しさの秘密、らしい

若い2人によると、「アー」(母音の「a」)の発音し具合と、全体的に間違いのないキレイな言葉をしゃべるあたりだそうだ。
「ね?」みたいに2人で笑いあってたが、ビミョー私にはビミョー。つか全然気づかなかった。。。

○○家(聞き取れなかった)は貴族というわけではないがプロバンスの有名な大きなファミリーらしい。
2人は続けて「ムッシュー×××もそうだよね」と私の彼のことも言っていた。
彼のファミリーは大きくはないけど父親が中学のフランス語の先生、ということもあって確かsに穏やかで言葉を選んだフランス語を話す。
毎日、ほぼ「言い合い」までしている彼氏の発音やしゃべり方がそんなにいいものだったなんて!!これまた全然気付かなかったよ

所詮人間は聞きづらい方(なまりとか若者用語とか)が印象に残ったり、耳に残ったり、うつったりするものなのかもしれませんね。

フランス語は音がすべて、らしい

このことを通して、フランスでは自分が発するフランス語によって育ちや受けた教育や性格、、つまり教養を測られてしまうのだと痛感した。

ニホンでももちろん話し方に育ちは出るけれど、どちらかというと書いた文字の方に比重を置かれる(最近はPC社会でそうでもないけれど)。筆跡で人となりを想像されたり、毛筆で達筆ならそれこそ、「いい家(名家に限らず躾や教養のある家)の出身に間違いない!」って判断されると思う。フランス人はその点、字は、、、、ひどいものです(笑)。

だからやっぱりニホンは文字文化フランスは音文化なのですね。フランス語を学ぶなら徹底的に音からが王道です。


しかし彼らの「アー」の発音のなかに一体なにがあるっていうんだろ、、、?

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