コートダジュールで働く2回目の夏ともなると、口をついて出るのは「セパ モン トラバイユ」と「ノン!」。
つまり「すいませーん。それは私の仕事じゃないんで~。」と「できませ~ん。」
誰のどんな頼みごとにも「ウイ」と答えていた去年とはずいぶん違う。
同僚たちに「去年はやさしかったのに、変わってしまって、、、[:ポロリ:]」そう言われても「エアロー?」(だったらなにさ?)でびくともしないジャポネーズになってしまった。
要するに去年の私は「やさしい」んじゃなくて「易しい」、つまり頼みやすくて断らないおまけに頼んだことをちゃんとやってくれる実に「使い易い」存在だったわけ。
その反動?すっかり上手に立ち回れるようになった今年は誰に何を頼まれてもすかさず「ノン。パスク、、」と「今忙しいから」とか「私の仕事(範囲)じゃないから」とかとりあえず理由をつけて何でも始めは「できない」と答えてる。
どうせやる羽目になると知っていても、私しかできる人がいないと知っていても、まず「ノン!」。
これがダジュール労働者のルール?それともフランス労働者のルール?
相手がお客様でもオーナーでも(もちろんそのときは「申し訳ありませんが、できません」と言うけど)そのスタンスは変わらず!
これって誰かに似てませんか?
そう私の大嫌いなフランスで働くフランス人たちにそっくり!
いや~ん[:ショック:]。
だから皆さんがフランスでフランスジンの店員やあらゆる係り(スーパーのレジ係からお役所の移民窓口係りまで)に何か頼む時は「ノン」を説得するとこまで含めてフレーズを用意しておくこと。
相手が言う「ノン」の理由なんてたいていこじ付けで大体はできることなんだから、相手が「ノン」と言えない理由をこちらも2,3個用意しておけば大丈夫。
「ノン」を3回くらい言われた位ですぐに引き下がらずに「これこれこういう理由なの。だからなんとかならない?」と聞けば「自分はやりたくないけど誰々ならできるかも」、とかもっとシンプルに「なら、わかった。」とすんなり解決策が見つかることもしばしば。
だから最初の「ノン」への対応にエネルギーをかけず、それは織り込み済みとしてさらっと流し、3回目の「ノン」のあたりから本領発揮して説得にかかる、と心得て!
そう、コツさえつかめばフランスジンとはさみは使いようよ~[:ウィンク:]
ニッチな市場です
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