そういえば私は職場で「金のない男には興味がない」と公言しとります。
フランスへ来て驚いたことのひとつに『フランスジンってほんっとーに「その人」が好きかどうかだけで恋愛する』というものがある。
見回せば、3児のママだろうと無職男だろうと、すごいデブだろうと恋愛対象からはじかれることなくそれぞれ相手とラブラブ交際。
要するにその人のパーソナリティーだけが問題であって、その人の見た目とか持ち物とか仕事とかの背景はまったく関係なし。
失業率が高いのをいいことに「無職」でも恋愛レースに参戦、これって日本では考えられなくない?
「無職のクセにナンパしてくるなんて、、、」すごい偏見?でも最初のうちはものすごい驚いた。無職なことを堂々と言うなんて。
日本だったら仕事してないって一般人には恥ずかしいこと、なんとなく隠したりごまかしたいところだけどフランスジンは堂々と「無職」を公言、堂々とナンパ。
そしてそんな男とつきあう女も多いこと、、、。
私はホテルで働いてて去年は彼氏がいることを隠していたので(彼ママのコネ入社なので)厨房のコックやドアマンや、いろんな同僚から誘われたり、仲介を申し出る人もいたけれど、季節労働者に食指が動くはずもない。
すべてお断りした。
そうすると「ニホンジンってリッチな男にしか興味がないってホント?」と聞かれることも多くなってきた。
そんなときは「実際そう。日本は物価がもんのすごーく高いので稼ぎのいい人と結婚しないと食べていけないの。結婚したら仕事やめる人が大半だしね。いまだに社会は男尊女卑で女子の給与は安いので。」と都合のいいように説明。
昭和ならいざ知らず、いまどき仕事を持たない主婦の方が少ないとか余計な説明はナシ!シンプルに「定職をもった、稼げる男性求む」とメッセージ。
去年はどん引きされた人もいたが、一貫した「ビンボー、無職、季節労働者お断り」の姿勢のおかげで、今年は「どっかいこうよ、表にベンツ待たせてるからさ(ウソ)」とか「僕と一緒になれば働かなくていいよ、きれいに化粧してキレイな服着てればいいんだよ(ウソ)」とか「リッチじゃないけど、、、ハートは誰よりもリッチだよ」とかどうやらすっかり「拝金キャラ」に落ち着いた。
私も「あれ?バイク?、、、すみませーん、今忙しいので」とか「え?貧乏?、、、それは残念!」とか「ハート、、、じゃあ、ハートだけいただいときます。」とか徹底したキャラ作りに磨きをかけてマス。
だってそれが私の「主義」なんだから別にいいの。
みんなもそれでOK、むしろその方がわかりやすいとさえ言えるね。
それよりどんな「主義」だろうと「主義」がない方が問題。
ニホンでは男女ともモテルタイプがはっきりしててそのラインに沿っていけてるかいけてないかが明瞭で、そのラインに達しなかった恋愛対象外として黙殺されやすい。
根っからニホンジンの私にはいまさら無理だけど、「その人」のパーソナリティーだけで恋愛できるのはすっごくステキなこと。
さすがは「恋愛大国・フランス」「アムールの国・フランス」。
パーソナリティーがすべてなので老若男女、年がら年中恋愛中、死ぬまで現役なのだ。
そしてある意味パーソナリティ=個性がなければ恋愛対象外!
自分の意見がないニホンジンが恋愛対象として「つまらない」と言われるのはこのため。
お金があっても、地位があっても、エビちゃんのようにかわいくても「自分の意見」がない、または言えない女子は「つまんない女」で「恋愛対象外」なのだ。
エビちゃんでも!?
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