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行ってきました!カップ・マルタン。

行ったのですが、すみません。
電車で行って滞在15分で戻って来ちゃいました。
なぜそうなったかの説明は意外と長い。
でもこれこそがコートダジュール観光最大の厄介なポイントを顕著に表しているので旅行を計画中の方、必見!
車さえあれば一挙解決!
全体的にグチっぽいので知りたい方だけどうぞ。
15分間のカップ・マルタン情報はその下段落をご覧ください。
カップ・マルタン滞在15分
泊まりたかったホテルに電話したが「日曜と月曜は休み」と言われた。
(後にそれはレストランのみで電話に出た娘の対応ミスと判明。)
地球の歩き方に出ていたホテルLe Roquebrune(www.leroquebrune.com)も満室。
全部調べている時間もないのでとりあえずホテルのリストを印刷して出発。電車を待つもこの時点で電車が40分遅れで到着。
すんごいぼろい車両の各駅停車で70分。
カップ・マルタン駅前には公衆電話とタクシーの呼び出し電話番号の看板のみ。
ホテルが決まっていればタクシーを呼ぶのだが、迷った挙句ガイドに書いてあった「村へ続く階段」を徒歩で登る方を選択。
この駅で降りた男性も階段派だったので話しかける。
男性は「この階段で間違いないけどものすごい大変だよ。」テレパシー訳だと「その荷物だしやめときなよ」と言ってくれた。
釘を刺すように「僕もこれで村へ行くけどほんとにしんどいよ」テレパシー訳「悪い事は言わないからやめときなよ」と繰り返す。
富士山で言う5合目から半合登ったあたりで2人ともジャンパーを脱ぐ。
階段も急だし、私の荷物はかなり重い。
(もちろんその男性は「持ちましょうか」と言ってくれたけど、落とし前は自分でつけるとばかりに断った)
六合目に入る前にすでに休憩。
するとその男性「ここまでで2合目って感じだよ」と教えてくれた。
テレパシー訳だと「今なら間に合うから、あきらめなよ」としきりに引き返すよう促す。
うーん、思ったより厳しいかも。
そう思うのは何より目指すホテルもなく村へ入ってしまうのは大変リスキーだから。
1.なぜなら田舎はハイシーズン以外閉まってるところも多いから。
2.鷹巣村は小さいので客室数自体がすくなくてすぐ満室になるから。
3.登ったはいいがホテルがなくて帰る羽目になっても帰るバスも電車もない可能性、または一人暗い待合室で1時間半くらい待って心細い思いをする可能性があるから。
4.そしてホテルが村の中心に集まってるとは限らないから。
1~3は嫌というほど体験済み。
けれど4の存在を忘れていた。
つまりリストにあるよりも徒歩でいけるホテルの件数は少ないのだ。
例の男性にリストを見せ、「実はホテルも決めてないんだけど、この住所って村の中で見たことある?」と聞いてみた。
案の定、しかと見たことあるのは1件だけで、あるホテルにいたっては村とは間逆の方向を指差していた。
これは危険と察知!
「止める!モナコかマントンに行くわ。そのほうが安全だよね。」
すると男性、「やっとわかってくれたか。それがええ、それがええ、、。」(テレパシー訳)と心なしか安堵の表情を浮かべる。
そんなに険しい道のりなのか、、、。
まぁ、鷹の巣村の成り立ちを思えば村に入るに一苦労で当然なのだが、住人が言うことに従って間違いはないと思った。
駅に引き返し、マントン行きの電車を待った。
切符の自販機は故障中。(こういう場合、買いたくても買えないんだからつかまってもフランス国鉄のせいと言い張るべし。お金ならあるのよ、こんにゃろー、位言える覚悟で。無賃乗車は「悪質度」にもよるが¥5000位の罰金です!)
よく考えたら逃避行したかったとはいえマントンに行きたかったわけじゃないんだよね、、と思い返し、なにかもやもやしたものは払拭できたと感じたので帰路に着くことにした。
反対側のホームの切符の自販機も故障中。(両方ともかなり古い機種で故障もここ何ヶ月って感じではなかったな、、。ここから電車に乗る住民はいないのか?)
カップ・マルタン 豆情報
その魅力は噂に聞いていたけれど、それ以上かも、、とすぐにわかる。
不思議と人をうっとりさせる空気には湿気があって、それがなぜか人情を感じさせる。つまり親しみやすい雰囲気に包まれている。
それでいて謎めいているのは熱帯雨林のような巨木が繁殖しているからか(ニース行きのホームで必見)?
なぜか冒険心が刺激され、おとぎの国に入っていくみたいなワクワク感とリラックス感に支配される。
これってバカンスの必要最小限要素じゃない?
山の上の城跡が有名だけど電車から見えたビーチもかなりよさそう。
別荘を持つならここに(も)小さいのをひとつ、エスケープ用にと決めた!
「地球の歩き方・南仏プロヴァンス・コートダジュール」に載っていたホテルLe Roquebrune(www.leroquebrune.com)はガイドに「家族の皆さんのあたたかさに旅の疲れも吹き飛んでしまった」と書いてある通りの好印象。
電話したら満室だったけど(いかんせん全5部屋)以下のような対応で人柄がしのばれた。
電話の最後に(以下テレパシー訳)「もしかして、お国はどちら?」「日本人です。ガイドを見て、、。」「あ~。本当に残念!申し訳ない~(泣)。」「明日はあいてます?」「待って下さいね。う~ん、明後日まで満室だわ~。」「そうですかー。残念。」「本当にごめんなさい。村にいらした時にはぜひ立ち寄ってくださいませんか?お茶をご馳走したいので。マダム、お名前は?私、パトリシアと言いますので。」
サービス業者さえもモチベーションなくローテンションで働く商売っ気のまるでない南仏人の中でこんなにCS(顧客満足度)を満たす対応は初めて
まだホテルは見てないけど泊まるならここかなって思ってる。

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