コートダジュールに来てから美術館や美術展に行くことが減った。
車のない私は交通事情の悪さもあって優雅に美術展周りをする時間的余裕がないのが一番の理由とはいえ、全然「芸術」に触れてないで大丈夫と不安になることもある。
日本にいる時は頻繁に「美」や「芸術」に触れるよう努めていたのに!
でも今日久しぶりに海に来て気がついた。
自然の作り出す色、配色、ステクチャー、、、にはかなわないと。
とりわけこの辺りはピカソやルノワールなど世界的歴史的画家を魅了した土地。
この二人はその晩年をすごすのにここを選んだわけで、彼らの審美眼にかなった景色とくればそれはもう。。。
いわゆる「筆舌に尽くしがたい」光景にあふれてる。
景色、というより光なんだよね。
ジュアンレパンの何に魅了されたかって言えば豪華な別荘でも最高級の車たちでもリッチマダムの生態でもクロエの最旬バックでもなく、、、(笑)やっぱり海に降り注ぐ光とその光を反射してきらきら輝く海を渡ってくる風に、、なんだよね。
絵画から縁遠くなってしまったけど、そのモチーフとなり、画家たちの感性を刺激した景色の実物を見てるから美意識的にはレベルは落ちてないと思うよ。
それどころか「絵」を見なくなって実物をよぉ~く「観察」するようになったので以前より「色」の感覚は発達した。
海は青ではないこと、葉は緑ではないこと、空は水色ではないこと、、、にいまさらながら気がついた。
「芸術」は人が作りえる最高の美、そのマンパワーに触れるのももちろん大好き。
「自然」は限界のない美、そして永遠に捕らえることのできない美。
あぁ、車があればここ(コートダジュール)で両方に触れることができるのに!
観光でお越しの歳はぜひお車の調達をオススメします。
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