知人が日本のテレビドラマを見せてくれた。
篠原涼子主演の「アンフェアー」。
トウキョウの街が懐かしく、ストーリーも軽快で楽しく見せていただいた。
ワンルームマンションの狭さとか、何気なく写り込む神社とか、お蕎麦屋さんってこんなに和風だったっけ?等など、日本にいた時には気に留めないようなことも目が行ってのめり込むように4話一気に見てしまった。
でもなんとなく80年代風にも感じる。
(昔、浅野温子で刑事モノのドラマなかったっけ?)
それは女性たちの服装なのだ。
現代の設定だよね?と念を押したくなるようなコンサヴァティブな装い。
「フォーマルが硬い」とはVOGUEのパーティーページを見てても思うこと。
そしてピンク、ブルー、白、どれもやさしい色味をチョイスしてたり、質感もふわふわ、やわらか、基本的に結構な大人まで「かわいい」寄り。
なんだかみんな赤ちゃんみたい[:赤ちゃん:]。
フランスだとコンサバ→野暮ったい、かわいい→つまんないバカ女って暗黙の公式があって面白みのない女はセクシーじゃないから価値も低く見られる。
「可愛く、ピュアで、清潔に」って憲法にでも書いてあったっけ?
肌の美白、体内解毒、デトックス、全てピュア回帰願望だと思うけど、最終的には赤ちゃんのように誰からも愛され、可愛がられる存在になりたいんだと思う。
でもわかる気がする。
日本の社会がどれほどの個人の楽しみや欲望を犠牲の上に機能していることか!
日本の超ストレス社会にいれば、敵を作らないこと、安全な場所(社会の中での存在の意味で)を確保し続けること、好意をもって受け入れられることは生き抜くための最低条件。
ストレスを直に受けないために赤ちゃんオーラを張り巡らせてバリアを張っているのだ。
動物としての本能が「社会で守られるべき存在でいること」を教えているのだ。
今まではなんで日本人女性は子供っぽい格好が好きなの?とフランスジンに効かれると、経済&伝統で済ませてた。
つまり男性に好かれるために(最終目的は養ってもらうために)かわいらしく、また初モノ好きのニホンジン気質もあって若いほど新しいほど良いっていう伝統から「可愛く、ピュアで、清潔」な格好をしているんだよ、と説明してた。
けれど今日からは違う!
おフランスが全国津々浦々までパリ(最低レベルで)のように社会が機能するようになったら、または失業率、GNPが日本と同じようになったらわかるわよっと言ってやる~。(「ま、無理でしょうね」の口調で(笑))
日本の女性が「可愛く、ピュアで、清潔に」と願うのは子孫を残すべき使命を担う女の本能。
まぁ、フランス女達の様にがさつで欲望のままに自由に生きておっぱい丸出しっていうのも野生の本能だけどね。
パンツはいててくれるだけの理性は残っていることに乾杯[:グッド:]。
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