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ニホン名物 車中メイクについて

1年10ヶ月ぶりにニホンの電車に乗った。
そして見た!
ニホン名物「電車内で化粧する女」を!
昔もいたけど、電車のドア前に座り込んで大きな鏡を取り出してガッツリメイク始める人は今日始めてみた。
フランスでもいたよ。
ある日の満員電車(ニホンと比べれば乗車率70パーセントってとこ?コートダジュールでは異例のこと)でボックス席に座ってた女の子がつめの手入れを始めたの。
除光液でふき取ってファイルで整えてマニキュア、、、。
私の隣のボックス席だったけど、いい感じはしないよね、除光液はくさいし、飲んだらますますバカになりそうな彼女の「ツメのあか」は飛んでくるし。
普通なら席を移るけどあいにくこの日は立ってる人でも移動は困難。
彼女の隣に座っていた女性が「悪いんだけど。。」と窓を開けた。
それでも黙々と作業を続ける彼女。
マニキュアを塗ろうとしたその時、彼女の向かいに座っていたおじいさんぎみのおじさんがとうとうキレた。
「いい加減にしろ!あんたのツメのあかが私の靴に降りかかってるじゃないか!迷惑なんだ!分別のわからぬ年齢じゃなかろうよ!やめたまえ!」と。
そう、それよ、私たちが言いたかったのは!と心の中で拍手喝采。
で、彼女の反応は?
「そんなに大きな声で怒鳴らないでよ!私には今しか時間がなくて、、ETC」
互いに車中に響き渡る大声で怒鳴り合い。
途中近くに乗っていた彼女のクラスメート(ガタイのいい男子)がおじさんに「そんなに怒鳴るなよ。」と入ってきて一瞬ヒヤっとしたけどそこは理論が勝つフランス、個人の問題は当事者間で解決するフランス、「君には関係ない。私は彼女に言ってるんだから」の一言であえなく撃沈。
最初はビクっとした車内も内容がたいしたことなく傷害事件にもなりそうにないのでヒマにまかせてそれぞれの意見を言ったり、笑ったり、、。
どう考えてもおじさんの意見の方が筋が通っているのでおじさんの勝ち。
彼女はネイルセットをかばんにしまいその後もボックス席でおとなしくしていた。
主張したものが勝つフランス。
ニホンで車中メイクする女子達もあれは何かの「主張」?
私には関心を持ってもらいたい一心でグレてしまった中高生に見える。
不安感丸出しで「こんなにも寂しくて愛に飢えてる私を見て~!」って感じ。
してるのがメイクだろうと何だろうと関係なく、他人の気を引きたい、同情でも非難でも嫌がられてもいいから私を見てって思いが根底にあると思う。
だから「主張」じゃない。
だからイタイ感じがどうもぬぐえない。
他人の心の叫びを受け止められるのは海くらい。
車中メイク女子の皆さん、もういいから海にでも行ってきなはれ。

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