沖が豪華クルーザでいっぱいになるカンヌ映画祭期間中のとある夕暮れ。
パームビーチに停めた車に戻ろうと暮れ行くカンヌの海を見ながら歩いていた。
裕福層のホームベース(本拠地)は海の上
桟橋に近づいてくるボート
ちょうどカンヌのシンボル、カールトンの前にさしかかった時、カールトンのプライベートビーチにかかる桟橋の上にケータイで話しながら歩いている女性のシルエットが見えた。
夕暮れ時で顔などは全然見えないけれど、なんとなく佇まいがきれいだったのでそのままぼ~っと眺めていた。
気がつくと、沖のクルーザーの方から1台のモーターボートが近づいてきた。
恋人という感じではない挨拶の跡、ボートは桟橋の彼女を乗せて、
紫がかったカンヌの海へ、すーっと戻っていった。
裕福層のバカンスの活動拠点は海の上
灯りの付き始めた沖の豪華クルーザに帰るために桟橋でお迎えを頼んでたのですね。
庶民の私は陸からクルーザに乗る方向でしか考えたことなかったけど、
クルーザから町へ出て、夜にはクルーザへ帰る人たちもいるんだ、、、と妙に新鮮で、改めてここはカンヌ映画祭開催中のカンヌなんだと思ったのだった。
様々な層がカーニバル的に交わるこの季節。しかし生活のベクトルは完全に違うということ、まざまざと見せつけられたようなとある夕暮れであった。
それにしても地中海はいろんな色をもっている。
まとめ
旅行者のためのダジュール・ルール
- カンヌ映画祭を皮切りに世界の裕福層の民族大移動が始まる このあとみんなモナコ(F1観戦)へ移動
- 5月から8月はカンヌ他コートダジュールの沖はクルーザーで埋まる
- そして夜はクルーザーからの灯りが宝石のように煌めき、水面にも反射して幻想的
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