HALVA(ハルヴァ)魅惑のアラブ菓子

スーパーの一角にはアジア食品より大きくアラブ食品コーナーがあります。常々アラブ食品のほうがヘルシーな観点からいってフランス料理よりよっぽど理解できると思っています。
ただ問題はなじみがないって言うか、それをどうやって食べるのか、焼くのか、煮るのか、それ以前に食事なのかお菓子なのかもわからないこと。それでいつも横目に見つつも通りすぎています。

出会いはスーパーのアラブ食品コーナー

ムッシューにじゃまにされる

先日、サルサソースを見ている流れでアラブ食材コーナーに足を踏み入れてしまい、
金色で素敵な模様のなぞの缶に目が留まり「なんじゃろか?」とじっと見ていました。

するとどこからともなく「それ、おいしいよ」とおっさんの声が。
よくある声かけでもナンパでもなく、
おっさんがお気に入りのバニラ味を探しに来たら
私がじゃまで取れなかったのでそう言ったらしい。

ムッシューの黙秘

おいしい?ってことは食べ物なんだ。あまりになぞでこれはなにか聞いてみたら
「うーん。なんつーか、甘いものだよ。甘いもの好きでしょ?なら試してみなよ」って。
だから~中身はなんですか~?!

缶の大きさ、ずっしりした重さ、おっさん説明、すべてがなぞ。
しかも缶は3種類あって「バニラ・ピスタチオ・あと忘れた」、
おじさんは迷わずバニラをとり、私にも勧めていた

甘いってことはお菓子なのに、缶の裏は雄雄しいライオン
これでホントにお菓子なの?ますますなぞ~!

お菓子というよりタイガーバームの上位互換に思えるけど、、

マダムも黙秘

こういうときおっさんひとりでは信憑性がないので、後から来たマダムに「どうなの?本当に美味しいの?ピスタチオってどう?」と念を押してみた。

結局マダムもこの缶の中身がどうという説明はしてくれず、「ピスタチオはそれがごろごろするのよ」って言うだけ。

だから~中身は、中身はどんなになってるの~?!
なぞがなぞを呼び、もう試すのが運命とさえ思えて、マダムの忠告を聞かずピスタチオを買って帰った。

とうとう購入!未知との接近戦へ!

先制攻撃がすごい

ネットで調べるより先に開けて食べ始めていたのでその衝撃はすごかった
まず、開けてみてびっくり。

ペーストでもなく、フラン(プリンみたいなもの)でもなく、なんなのーこれ!?っていう少々グロい(?)容貌。

スプーンでごりごりやるのですけどこれで「お菓子?」どうやって食べてるの

そしてマダムの言ったとうりピスタッシュが邪魔~!

そのお味は

最初の一口は「げ!まずい!」だったんだけど、なぜか気になって気になって、一口また一口と続けるうちに、美味しいまずいではなくなにかはまっていく

最初のイメージは「らくがん」だったけど、もっとしっとり油分を感じるしもっとフルーティ。
ヨーグルトやバニラアイスと食してもよさそうだし、もう少し油分を加えてペーストにするものいい。
洋菓子のように甘さや味を主張しないので、緑茶にもあう。
いやむしろお濃茶が一番合うと思う。
大き目のスプーンでえぐってきれいに盛ればお茶会の席にだって出せる。

その名前と正体

この商品の名前はHALVA(ハルヴァ

『ウィキペディア(Wikipedia>)』によると

ハルヴァ は、穀物、胡麻、野菜、または果物に油脂と砂糖を加えて作られる菓子。
東はバングラデシュから西はモロッコまで、アラブ人の文化が影響を及ぼした地域に広く見られ、冠婚葬祭にまつわる様々な行事で重要な役割を果たすことが多い。
ほとんどのレシピにはバターまたはギーが含まれるが、逆に一部では植物油を使う。
ピスタチオ、胡桃、アーモンド、松の実などのナッツ類やレーズン、デーツなどのドライフルーツは必須ではない。

私の買ったものはメイドインギリシャ。

世界各地のレシピで色々な形状のハルヴァがあるみたいだから、
人生ですることが何もなくなったら「世界中のハルヴァに出会う旅」でもして
ブログにあげていこうと思いました(笑)。

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