ついさき程パリシャンゼリゼ大通りの革命記念日軍事パレードが終了しました。
今年はサルコたっての希望で今までとは趣向を変えた演出が。
目玉はEU加盟国26ヶ国がパレード。
これはおもしろかった。[:ウィンク:]
一番人気はこのひげ男爵↓。
コンコルド広場で待つサルコジの前にずらっと並んだEU軍。
お前の軍隊でもないのに(笑)高台からうやうやしく降りてきて
各国軍の一人一人と握手していくサルコジ。
それは「EUのリーダーはフランス」
「EUをひっぱっていくのはオレ様、サルコジ様」ってメッセージを
世界中に宣言するような象徴的なシーンを演出。
他国軍に押されて、フランス軍の登場はほんのちょっとだけ。
空軍なんて、ハエみたいなヘリ軍団がババっと飛んだだけ。
パリの人気者消防隊のパレードもものすごく少人数。
昔はポンピエの中の特殊部隊の装備も見れて大盛り上がりだったのに、、、。
グローバル化を進めたいサルコジだけに
フランス色の薄い、そしてEUとしてのフランス色の濃いパレードとなった。
お年寄りや右よりの保守派には不評だったろうなー。
その他にも美声の男の子達に歌わせたり、、、、
招待した障害者ブースに近寄って握手を強要(?)したり、
式典中だっていうのにその子と記念撮影してあげたり、
突然(の演出で)街頭の市民に駆け寄って握手してやったりと
あちこしにいやらしー演出が。
全体に見てサルコジの魂胆見え見えのアホっぽいパレードで
冷笑する場面もあったけど、
それがかえってそこまでシンプルでわかり易いメッセージを
ここぞ!という時に
恥ずかしさも振り切って演じきれる男、という印象に。
結構がんばり屋サン?
結構アホ?
それともただ単に一度は彼のもとを去り、この度戻ってきてくれたセシリア夫人に
「オレってすごい?すごいでしょ?」って言って、
「そうね。すごいわね」って言ってほしかっただけなんじゃないかとも思える。
シンプルでバカでがんばれる男。
ウザイけど結果はだせる男。
そう、そのアホっぷりがかえってナポレオンみたい、、、は言いすぎでしょうか?(笑)
良くも悪くもサルコジの時代が始まったのだと
改めてみんなが思った意味で大成功のパレードだったと言えよう。
騎馬隊だけはまじかっこよかった♪(オスカルみたいだから♪)
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