ワンテンポ遅れの話題で恐縮ですが、
女優の寺山しのぶさんがフランス人の方とご結婚なさいましたよね。
まずはおめでとうございます。
そして事実に関係なく、その報道には
そこはかとな~く以下のような解釈が読み取れました。
情熱的な女性 → フランス人男性でないと受け止められない。
エキセントリックな女性 → フランス人男性に惹かれる。
本物を知ってそうな女性 → フランス人クリエーターに惹かれる。
別に2つの個性が惹かれあったというだけで
相手が何ジンかはまったく関係ないはずなんですが、やっぱりなんとなく。
日本におけるフランスジン男性の過大評価ってなにが原因なんでしょう?
映画?
フレンチ映画でのフランス男はずいぶんひどいことばっかりしてます。
フランス料理?
高級フレンチを堪能する方々は確かにマナーはできていますが。
漫画「おそ松くん」のイヤミが「おフランスざんす」と言い始めた頃から
フランス崇拝、フランス男過大評価が始まったと言われています。(推定)
パリでも「どんなもてない君でもトーキョーに行けばもてもて」伝説は
まことしやかにもてない系男子の間でささやかれ続け、
一抹の希望をもって日本へ渡り、本当にモテモテになった男子も数知れずと聞きます。
すごいアニメオタクでフランスでは彼女どころか友達もいなのに
アキバへ来てもてもてになるフランスジンも沢山います。
私が去年パートナーと京都のバックパッカー用すれすれくらいの民宿に泊まった時も、
そこのマダムが「フランスの方はおしゃれだからねぇ、、、」と
その服装のどこを見て言ってる?って発言をしたし、
原宿はGAPの前でファッション誌のおしゃれスナップ隊に声をかけられたそうだ。
ただ単に寒くていつも首にぐるぐる巻いてるマフラーの色味がいいだけじゃないのか?
「黒いから」ってだけで私の靴下でも履くようなまったく無頓着なタイプなのに。
激しく納得いかなかった私である。
同じような現象でニホンジンってだけで
「素直、おとなしい、お金持ち、尽くす、まじめ」って
思われるっていうのはありますけど、それとはちょっと違いますよね?
だってそれは事実でしょ?(笑)
でもフランス男へのイメージはどれもこれも事実に反していますから。
フランス男がベットにクロワッサンとカフェオレを運んできてくれるのは
女性が頼んだから!(本人じゃない場合前の女性が)
フランス男が料理して買い物して日曜大工して子育てして掃除洗濯するのは
全部フランス女が口に出して頼んだからなんです。
毎回毎回頼むことで(フランスでは言わなくても、、、ということはありませんから)
フランス男性は習慣的にやるようにはなるけれど、
それも口うるさくいうフランス女がいなくなるまでのこと。
ジェントルマンだって厳しく指示しなきゃ何もいたしません!
だからパートナーがニホンジン男性であっても、言ってみればいいんです。
「明日のあさはクロワッサンとカフェオレを運んできて」って。
ニホンジン男性の方がやさしいんだからきっとそうしてくれますよ。
でもクロワッサンなんてどうでもいいじゃないですか。
ニホンじゃ、彼が稼いだ彼のお給料を持ってきてくれるんだから。
フランス男なんて(いや世界中探しても)泣いて懇願したって
そんなことしてくれません(笑)。
なのに過大評価。
評価されるべきはニホン男子だと思うのに~。
グローバル化と宗教と家族と結婚と。なんかいい話だった。映画「最高の花婿」
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