この夏、通算5~6週間2家族で滞在なさっていたあるファミリー。
トップシーズンに何部屋も、何週間もって、、一体何で生計を立てておいでかい?
そんな詮索はさておき、この中の誰と誰が兄弟姉妹なのかはっきりしたないんだけど4人ともとってもステキな方々だった。
「場が読める」っていうの?混んでるときはそれなりの場所に、すいてるときはいい場所になぜか絶対に迷惑にならない席をきちんと人数分確保。
オーダーだってせかさず、けれどあきらめず(笑)きちんと欲しいものはオーダー。
毎日頼む飲み物もそれぞれちょっとスペシャル、でも手間がかかるものではないからどんな新人でも覚えやすく、顔と飲み物が一致してサービスされ忘れることがない。
サービスされ忘れる、、、なんてありえないけど、どうも「忘れられがちな人」と「サービス(日本でいうところのサービス(プラスαのこと))されない人」っている。
なぜかその人だけ注文後回しにされる、なぜか飲み物がすぐ出てこない、出されたものが気に食わない、、、など等互いにどうもしっくりこない。
客と従業員の枠の中だから100%こちらが「申し訳ございません」ってことになるけど、人生的にはどうかな?
そういう方はたいてホテルのあちこちでも空回り、果てやご自分のパートナーとも意思の疎通が図れず部屋を飛び出す始末、、、(私は見た!)。
そんな従業員的に困った人たちを見てると、彼女たちは本当にしたいこと、本当に望むことが彼女自身でわかってないんだなってわかる。
自分の望むことを「他人が読み取って与えてくれる」と思っているので、当然そんな「一致」はありえっこなく、永遠に不満足、不機嫌、つねにうっすら不幸。
それに引き換え、先のステキファミリーの美マダムは美マダムの要素、「リッチな家庭、笑顔、常に落ち着き、鋭い洞察力、仲のよい家族」をすべからく持ち合わせているので、どんなに混んでても彼女たちの周りだけ台風の目みたいに「平常心」を保ってる。
彼女たちは自分の欲するもの(例えばコーヒー、紅茶の種類なんていう小さいことに関しても)をしっかり把握していてしっかりオーダーするので当然すんなり手に入る。
「朝食に何飲むか頼むだけ」の行為でもないがしろにしないで大切にする一瞬一瞬に美マダムへの礎が築かれると見た!
ロクブリュンヌの魅力④最終回
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