働いてるのが4星ホテルでよかったな、、と思うこと、それはお客様が怒らないこと(笑)。
私の担当する朝食時間は慢性の従業員不足でホントーに最低限のサービスしか出来ない状態。
ここにアクシデントが加わるともう一発でアウト。
すべてのお客様にコーヒーを届けることもできない。(信じられる?)
アクシデントはしょっちゅう起きて、コーヒーマシーンが壊れる、研修生ちゃんがやけにトロイ子、フランス人研修生がどっかに消える、キジニエ(調理係)が遅刻OR来ない、冷蔵庫の鍵を持ってる人が遅刻、、、、。
そんなわけでお客様には関係ないホテル側の理由で朝食ビュッフェに何にもない上に飲み物まで運ばれてこないことも。
そんな時、怒鳴り声を上げたっておかしくないってのにお金持ちときたらじっと我慢。
ひたすらサービスされるのを待つ。
「ちょっと!コーヒーまだなんだけど?」とか言われたことない。
ただ目で『ずいぶんと待ってますのよ、ワタクシ達、、お忘れではないかしら?』ってかんじのプッシュをするのみ。
もちろん不満オーラをすごい濃度で出しつつではあるけれど、それでも決してイライラして取り乱した行動に出ることはないのよねぇ、、。
ここだけはホント関心する。
それに朝食テラスで立ち回ってるのが私一人(ありえないプランニングと思わない?)と知ってるから、そのマキシマムに善処を尽くしている人に無理な要求はしないの。
自分としてはこんな最低以下のサービスでかたじけない、、と悔やんでいてもその健闘を称えて(?)こっそりチップ(2ユーロ)くれたりする人も多数。
そんな時ホロリとくる[:ポロリ:](うそうそ)。
お金持ちって不毛な争いはしないし、無理な要求はしないし、サービスに対してある意味ヘンな偏見なく相応のお金を払えるって気がする。
お金の使い方が上手って肌で感じるよ。
そういうのが分かるようになったのも4つ星ホテルでよかったって思ってるよ?
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