備えましょう

今日は朝のうち(コートダジュールの朝って9時前後。その前は早朝。)
雷ゴロゴロの嵐[:雷:]でした。
私の部屋からサン・マルグリット島(カンヌ沖にある小島)の浮かぶ海が見えるのですが
その海に稲妻がピカッピカッと落ちるスペクタクルを楽しむことができました。
海に落ちる稲妻って海洋生物や海の環境にどんな影響をあたえるんでしょうね?
酸性に傾いていた水質を中和する、、、とか、
海中に大量の酸素を補給するとか、
微生物の動きを活発にする、、、とか?
太古から自然界の中で繰り返される営みには
生命を繁殖させる(一時的に減らすことでより増えたりするような)
神秘的かつ理論的な不思議なシステムが組み込まれている気がします。
そんな雷を見ていてふと不安がよぎりました。
うちのマンションに「避雷針」はついているのか??
見える範囲のマンションの屋上にはソレらしいものは見当たりません。
ならば当然うちのマンションにもないのでしょう。
ひ~結構丘の上なので、怖い~。[:たらーっ:]
もともとフランスには「予防」とか「備える」といった観念が希薄です。
地震もないし(あっても震度1程度)地中海には津波もないし、
火山の噴火もないし、竜巻も台風もない。
火事も木造家屋が少ないので焼けて一部屋。
天災がほとんどないのです。
自然災害大国ジャパンから来た私にとって、
フランス人の「備えのなさ」には「気楽でいいね」と思わざるを得ません。
私の血肉に染み込んだ「イザという時は」という災害への備えの気持ち
そう簡単には消えず、常に私の思考回路に常に存在し、
フランス人たちの行動ついついダメだしをしてしまうのです。
例えば勤務先のホテルで洗ったお皿をあまりにも高く積みすぎてると
「それ、大丈夫?倒れない?」とか、
「こんなとこに置いて、落ちない?」とかすっごい気になる(笑)。
なにしろ「棚に置いたものが落ちる」ことは
誰かが故意にする以外起きないんですから、それってすごい違いです。
幼少のころより叩き込まれた防災心とそもそもA型の心配性から
会社での私は「あらゆる事態を想定し、前もって対策を練り、準備しておく」稀有な人間。(爆)
そんなのニホンでは国民全員がやってる当然のこと。
小学生だって前の晩に翌日の準備をするってものです。
でもコートダジュールでそんな考えかたをする人は一握りの企業のトップくらい。(笑)
だから「予測して動ける人」としてちょっとした感心される存在になりました。
いいでしょう?コートダジュールって、、、[:ポロリ:]。
今朝の嵐は去り、今また小鳥がピィピィ鳴く楽園のような好天になりました。
こうしてまた美しい地中海の景色に心奪われて
「イザって時のために避雷針つけとかなきゃ」なんて思う人はいなくなるのです。
「人間はいつか死ぬんだから、
今日のこの海と太陽を楽しまずしてどうする?
そんなコートダジュール人の大合唱が海のほうから聞こえてきます。
はいはい、そういうとこだけはごもっとも。と思った方はポチっとお願いします[:ニコニコ:]
          

コメント