2020年からプラスチックごみ問題への意識を高める目的で日本でレジ袋が有料化しましたがこちらは12年前の2008年のフランスで突然レジ袋有料化になったころの記事です。SDGs以前からエコ意識の高いフランスでのレジ袋騒動はどんなものだったのでしょうか?
レジ袋、ジュアンレパンの場合
ニホンの大手スーパーがレジ袋を撤廃するかどうかを慎重に協議し、その決定事項が新聞で取りざたされてるのを見て正直驚いた。
そうそう!このキメ細やかさ、顧客第一主義の精神こそがスーパーの基本だと。
いつ何時も労働者側が強いフランス、そしてイジーゴーのコートダジュール。
ジュアンレパンの辺りではハイパーマーケットといえばカルフール、スーパーマーケットといえばカジノと決まってました。
ある日突然にレジ袋が撤廃される
去年のある日、いつも行ってるカジノのレジからレジ袋が突然消えました。
昨日まで普通にあったのが今日突然撤廃ですよ!
買い物にきた客はみんな困ってましたが店員からは「今日からレジ袋はなし」の一言で終了。
みんなぶーぶー言いながら買った品物を手持ちのバックやポケットに詰めたり、手に直接もってかえりました。
「そんな入り口に大きく書いて貼っておいてよ!」との〝貴重なお客様の声〟にも「なしになったものはなし!」の一点張り。つ、、強い。
で、仕方なくスーパーオリジナルのエコバックを200円程度で買う羽目に。
レジ袋くれるスーパーへ住民流出→レジ袋復活
それから数日間、ふだんからエコバックを持ち歩いていない私は「あ!買い物していかなきゃ!」と思い立った時はレジ袋のないカジノではなく、全商品が2~50円高いもうひとつのスーパーで買い物するようになりました。
数十日たって、それまでゴミ袋にしていた手持ちのレジ袋がなくなってきたので
しかたなく〝ゴミ袋〟を買いにまたカジノへ。
そしたら!何事もなかったの様にまたレジ袋サービスが復活してました。なんでっ?つか言ってよヽ(`Д´)ノ!
やっぱりみんなレジ袋がないってんで他のスーパーに行ってたみたい。
あわててレジ袋を復活するも、その旨の説明もこれまたなにもなし。レジ袋復活してるならゴミ袋買うことはなかったのに、、、。
いづれにしても、レジ袋をなくすならなくすでそれでいいから「何日から撤廃します」とお知らせさえしとけばいいことなのにね。
ここ数日間のお客の混乱はニホンのスーパーならちょっとした始末書ものだったと思います。
再びレジ袋撤廃からの定着
そしてまた数週間後、いつの間にか再びカジノからレジ袋はなくなって、その後はずっとレジ袋なしに落ち着きました。
その動きは近隣のスーパーにも広がっていき、今では「スーパーに袋はない」が通説に。
あってもなくてもいいからとにかく「お知らせ」しろっちゅーの!
でも日本のレジ袋は、、
レジ袋もないのに慣れればそんなに大した問題ではありません。
レジ袋なしが普通になると、ニホンのコンビニで丈夫なレジ袋に店員が丁寧に袋つめまでしてくれることに対し、「チップ払わなきゃいけないかも?」とさえ思ってしまいます。
ましてやスーパーならレジ袋ない分商品が安くなるほうが消費者はうれしいのでは?
それにしても、ニホンのレジ袋は厚みが尋常でない。
薄っぺらくてすぐ破れるフランスのスーパーのレジ袋に比べ、厚手で丈夫なニホンのレジ袋こそを再利用して外国で〝エコバック〟として利用できるといいんだけどな~と思っています。
全面撤廃にあわせて、すでに作っていたレジ袋をゴミとして処分するなんて、エコ的に本末転倒ですからね~。
ちなみにスーパーカジノのエコバックはビーチに行く時に使ってる人も多いです。大きくてざっくり入って水に強く、砂が入らず、ペットボトルをがんがん入れても破れないので最適なんです。どうせスーパーはみんなカジノに行ってるし~♪
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