ニホンで気づいたこと・4

表参道に行ってきた。
フリーター時代、仕事はほとんど表参道と決めてあちこちで働いてたのはこの土地からでるエネルギーが好きだったから。
ここを歩くだけで機嫌もいいし元気になる(その逆が渋谷、新宿)。
初めて「表参道ヒルズ」にも行った。
ブランドビルが「雨後の竹の子」状態で乱立。
裏道にもどんどんショップ、ショップ、ショップ。
ちょっと、、、、病んでない?
表参道エリアだけでコートダジュール(モナコを除く)にある全ショップの販売量は超えてると思う。(笑)
そんなに売って、そんなに買ってどうすの?
どうも変。なにか不自然な街になちゃってた。
新しい店、新しい商品、新しいサービス、、東京ではそれが回転寿司のように目の前にキラキラやって来る。
席二つとなりの人に先に取られたからやっきになって「次のは絶対ゲットする!」って待ち構えてる、みたいな人が増えたのでは?
その時本当に欲しいのは全然違うものかも知れないのに、目の前に用意されてるもの、他人が欲してるものが次々と押し寄せて、自分で考える隙も与えられてない状態。
だからいくら買っても満たされない。
そんな空気が漂い始めてる「あぁ、表参道は終わったかも」って感じた。
人間って欲しているものを取りに行く時が一番幸せなんじゃないかと思う。
「ない」状態がいいとは思わないけど、「手に入れる」までに時間や手間がかかるほど愛着もわくし、「わくわく」状態も長く経験できる。
理想の異性もいそうでいない、けど探してるって言う状態がいいのであって、実際「理想の異性」が10人くらいベルトコンベアでつぎつぎやって来たらいやでしょ?
全部食べても6人目くらいに「もういい」って思うよきっと(笑)。
程よくあって、程よくないが一番!
というわけで、今更だけど表参道全体の重さから見て「表参道ヒルズ」はアパートのままでよかった派に一票!

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