海水もキレイで天候もいい。
ふくらはぎまで海に入って5秒もじっとしてれば
小魚が自由に泳ぎだすジュアン・レ・パンのビーチ。
ゴーグルがあればあっという間に水族館。
海草の林が小魚たちのマンションみたいに
にぎやかな海中の街を覗き見ることができます。
(バカンスに来る前に「ファインディング・ニモ」を見ておくと尚良し。)
海草ももくもくぷりぷり育っています!
ぷりぷり、、、新鮮そう、、、、う、、、おいしそう、、、。
でもちょっと待った!
一般的に日本人ほど海草が身近な食材ではないフランスで
海草を食べることはちょっとしたアドベンチャー。
特に子供や若い子達にはありえない話。
ビーチで足にまとわりつく海草には「ぎゃー!!(泣)」の悲壮な声も。
ガイコクジンばかりのビーチで「海草食い」は背徳行為かもしれません。
だから、間違ってもビーチに生息している海草を「捕獲」して食べませんように。
ゆらゆら浮いてくる赤、白、緑と様々な海草を見ながら、
「美味しそうだね」とか口走らぬように。
かわいい小魚の群れを見ては「シラスの釜揚げ食べたいね!」などと
同意を求めませんように。
私はビーチでは「気持悪い!」なんてそぶりを見せておいて、
家に買えると猛然と「リケンの増えるワカメ」を大量に戻し、
「海草サラダ」があるときは特に白いのとえんじ色のを多めにふやかして
大皿いっぱいに食べています♪
まるで何かへの復讐のような食べっぷりです。
それは世間体を気にして大好きな「海草」を嫌いなふりした自分への戒め。
愚かな自分への復讐。
悔恨のばか食いでございます。
「本当は好きなのに、ごめんね!私を許して!」みたいな、、(笑)。
地中海料理として魚は評価が高いのに、
海草の社会的地位の低さには一人嘆かずにはいられないのであった。
そんな私でもさすがに「海草」(DES ALGUES)という名の海辺のマンションは御免です。
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