ヴィーガン、、、ストイックで何でも追求せずにはいられないニホンジンならではのブームですね。
ブームというよいムーヴメントといった感じで好感持てます。
いづれにしてもニホンジンの意識は本当に高く、繊細で、、美しい!と改めてほれぼれ。
ただ、、、。
私も日本にいた頃はナチュラルハウスにたむろし(?)
コンビにはナチュラルローソンしか認めず(←ジャンク)、
パリ6区のように有機野菜のマルシェがないとぼやき、
断食合宿で飲んだ「コーボン」を買おうか買うまいか悩んだり、、
つまり少なからずマクロビオテックやらデトックスやら有機野菜とかに過剰反応してた。
実はフランスに来たのもその延長。
パリではBio意識が高く、商品も多いので、
南に行ったらもっとよい商品があふれてるに違いない、それを調査しよう!
そんなことをワーキングホリデーの「志望理由」に記入して、
あれやこれやでこうしてコートダジュールにいるわけです。
ところがどっこい、太陽とともに欲望のままに生きてるダジュール人には
ヴィーガンどころか有機野菜の区別もつかず、
大変よくできた冷凍食品ばっかりが食卓へ。
こんなのばかり食べて、タバコ吸って、ワイン飲んで、
仕事もせずに日焼けして、細かいことにも大きなことにもこだわらず、
嫌な事、できない事は断じてやらず、己の快楽のみを追及して生きてる。
もちろんコレステロール値が高すぎたり肺がんや糖尿病やらの人も多いけど、
好きな風に生きて、それなりの病気にかかって素直に負けて死んでいく、、、
でもこれもある意味「自然」な営みではなかろうか?
厳格なヴィーガンは真珠も皮製品、シルク、ウールまでも(!)身につけないって言うけど、ダジュールの殆どの人はニホンジンよりかなり少ない衣料品で一生を終えてるよ。
作り出すモノが少ない分、消費するモノも少ないように思う。
だから「主義」は大切だけど要はバランス。
ストイックにヴィーガンを突き詰めるより、
そのストイックに走る思考回路を一度ショートさせて
人間という生命体の欲するがままに活動した方がおおき~な意味で
「宇宙のバランス」みたいなものに貢献できるのでは?と思います。
だってダジュールに来て「あー地球全体的に見て、日本人がなんであんなに働かなくちゃいけないのかわかったわ~。世界のほとんどの人の分の労働エネルギーはニホンで生産(いやある意味消費?)されてたのね~。お蔭で世界全体でバランス取れてます~」って
〝ニホン以外のヒト代表〟としてコメントできるようになったもの。
ニホンにいると「働いてるのが当然」「仕事はヒィーヒィー言いながら限界を超えていくもの」と信じて疑わないけれど、それも思い込み。
自分のナチュラルな部分と社会的な部分の折り合いを上手につけて
自分を痛めつけずに生きていく方法を見出す方が、
ミツバチや牛を想って「蜂蜜やヨーグルトは摂らない!」よりも
より確実に1ぴきの動物を救うことになるのをお忘れなく!
ちなみにダジュールにはBioカフェとか有機野菜レストランとか知る限りないよ!
カフェでミルクティーのミルクを豆乳でお願いしていた東京ライフが懐かしい(泣)。
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