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ピカソとジュアンレパンの深い関係

ピカソの住んだヴィラ
ジュアンレパンから歩いて2~30分のアンティーブに有名なピカソ美術館がある。
真っ青なアンティーブの海を臨むロケーション×ピカソの作品(オブジェから絵画、陶器まで)が両方楽しめて初めて来たときは「あたしって幸せ」とつくづく思ったね。
ピカソがアトリエとして使っていたこのお城は何しろ風通しがいい。
地中海の向こう、アフリカ大陸から直接吹いてくるようなダイナミックな空気感をいつも漂わせている。
その後もちょくちょく行くんだけどいつも「昼休憩」とか「月曜休館」とか「なぜか休み」とかですれ違い。
そうこうしてるうちに今年(2006)の春から長期工事のため休館。
開館のめどは2007年って書いてあったけどダジュール暦ではそれは再来年(2008年)と私は踏んでいる。
でもアンティーブに限らずコートダジュールの特にこの辺り(自己中でごめん。ジュアンレパン周辺ってこと(笑))はあちこちにピカソの足跡が。
晩年はこの辺りを転々としていたからヴァロリスにもピカソ美術館がある。
だから、私が今現在住まわせてもらっているこのヴィラにピカソが住んでいてもちーっともおかしくないわけ。
それを知ったのは住み始めてから半年以上たった頃だった。
ご主人のサロンの暖炉の上にこのヴィラみたいなお家のピカソみたいな画風のとってもなんとも魅力ある絵が数枚飾られていて、ふとした機会に「この絵、ピカソみたいですね」って言ったら「ピカソだよ」。
なんでも1930年から1年間ほど住んでいてその後ヴァロリスに移ったそうな。
このヴィラのファーサードが気に入って何枚も書いたそうだ。
ちゃんと作品にもなっていて、インターネットで「Chêne-Roc」と探すと出てくるよ。
確かにこのヴィラ。
「この右下の出っ張り部分に住んでるの!」って家族に自慢の絵葉書を送ったもんね。
ピカソもこのヴィラから同じものを見て、この階段をこの手すりを使って登ったのかぁ、、、なんて思うとホント至福の極み。
同じ海を見て同じ風を受けて、でも彼は何を感じていたんだろうね?
とにかく同じヴィラに住めて「光栄です」のひと言。
なぜそんなところに住むようになったかはまた後日。
追伸、この記事のために調べたら思ってた以上に貴重な建物だったみたい。
フランス語だけど、興味のある人は読んでみて。
http://www.jardins-en-france.com/jnotice_091015.html

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