ニース県庁に行ってきた。
一時滞在許可証申請のための書類を提出するために。
これで3回目。
あと1回行くけどスムーズな方だと思う。
ここではニース県庁での快適な過ごし方を教えます。
ニース県庁なんて一生関係ない方も「こんな不便な生活を強いられるのね、、」と涙うかべることでしょう。
外国人窓口は県庁入って総合受付など素通りしてずんずん奥へ進み、行き止まりに「CAISSE」と見えたあたりの左手にある。
いつもすごい行列で全部外国人だから臭いでわかるよ(笑)。
列に並んでもスキあらば割り込みしようってヤカラばかりなので前の人にぴったりつくか、良く覚えておく事。
自分の後ろへの割り込みならご自由にどうぞ、というスタンスで。
この列は申請の内容によって振り分けられる窓口番号をもらうための列。
ここで平均1時間ひたすら待つ。
運、不運により30分から2時間の開きがある事をお忘れなく。
大変暇なので読み物、ゲーム、お菓子、飲み物を用意するように。
ちなみにこの間、基本的に立ちっぱなし。
やっとカウンターに着いてもここにショートカットで割り込んでくるヤカラが後を絶たないので、気を抜かないこと。
幸いカウンターの女性は必ず「質問もみんなの様に並んで下さい」と言って順番待ちした人しか相手にしないので気の弱いニホンジンにはありがたい。
ここで何しにきたか話し、必要書類の全てを見せると担当窓口の順番待ち番号をくれる。
ここからがこれまた長いんだな。
電光掲示板に自分の番号が出るまで平均1時間くらい。
運が悪ければここでもまた2時間。
とにかくすぐには呼ばれないのでトイレなり自販機コーナーなりぶらぶらしていていいでしょう。
掲示板が見えるところで座って、お気に入りの音楽でも聴きながら飲んで食べてじっくり読書やゲームを楽しみましょう。
外人窓口での鉄則は「イライラしないこと。順番を待たないこと。」
くつろぎグッツでもなきゃ、例えお釈迦様でもそんな事は無理。
百科事典でもいいから時間を有効につぶせるものを持参しましょう。
待ちすぎて、疲れすぎてへらへら薄ら笑いが出始めた頃やっと自分の番が来るので、そのまま愛想よく機嫌よく装って担当の気分をよくしましょう。
「さわやかさ」は言語を超えたコミニケーション。
話を始める前に相手に「こちらに有利な受け入れ態勢」を作らせるのが目的。
ご存知の通り、フランスでは担当者のご機嫌が作業を進めも止めもするので、ここで「ずいぶん待たされたわよっ」みたいな態度をとったら通る書類も通りません!
それと同じ観点で私は堅苦しくない程度のスーツ、ジャケットで髪もきっちりまとめてオフィスメイク、持ち物もまじめで堅実、決して貧しくなレベルに装って行きます。
さて、県庁ではやれ写真だ、やれコピーだと書かれてない要求を受ける事がよくあるので、とにかく小銭が必須。
コピー機は20サンチーム、証明写真は4ユーロ、その他コーヒー、パン、お菓子の自販機もコインしか受け付けない。
たいてい周りの人に「5ユーロ札を崩せない?」とか聞きまくりで何とかする。
ニホンジンはやたらめったら聞かれるしここで両替をちょろまかされたり、旧サンチームをつかまされたりするので余裕のない場合は「ない」または「何を言ってるかわからない」と言いましょう。
それでだめなら突き当たりのCAISSEで崩せる。
それは建物の端から端まで行って戻れってことを意味する。
お札の両替機を置けっての。
復習:県庁に行く時は食べ物、飲み物、読み物、小銭10ユーロ分を持参する事!
下に表示してある「人生をひそかに楽しむための45の方法」みたいな本を持っていくのがいいかも。
大人の男女で来るところ
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