チップの達人になるには金額、タイミング以外にも習得すべきコツがる。
それは場合に応じた「渡し方」。
ここのスタッフ全員で分けて!って場合はおおぴらに札をだし、直接渡すその店員以外の店員数人にも聞こえるように。
そうでないとせっかくの気持ちがその直接渡された人のポッケに消えてしまう可能性が高いから。
責任者に渡しても彼のポッケに消えることもしばしば、、。いや、90%だね。
だかこの場合のポイントはその店員以外にも証人を立てておくこと。
そこまでしても「その数人」のみで山分けされてしまうことも多いけど、、、。
それとは逆にこの人のサービスが気に入ってこの人にだけ渡したい!って時。
誰も見てないのを確認してその店員のポッケにチップを入れちゃう。
またはさっと手のひらに滑り込ませ、ウインクしながら約1秒で気持ちを伝える。「君だけに」って。
従業員にとって他人がチップを貰ってるっていうのは結構目につく(笑)。
やはり「間」が普段のサービスと違うから、遠目にでもわかっちゃうものなんだよね~。
フランスジンの上司の場合、たいていはフェアじゃないのでそれを見てて後で「さっきの出せ」とか出さなきゃ出さないで「あいつはネコババした」くらいのこと平気で言うのでこれも難易度は高い。
ちょうど、動物園のサル山であなたが「あの小猿にあげたくて」投げ入れるバナナをボス猿がことごとく取っちゃうのと同じ現象。
要するに、チップの達人に域に入らないと自分の表現したい気持ちと金額、「ありがとう」を伝えたい人、が自分の思うようには行かないのだ。
なんだか余計チップが難しく思えてきちゃったかな?
大丈夫!
チップ初心者はとにかく「ありがとう」を言うことから始めてみて。
ちょっとしたことにも「ありがとう」、そうするうちにもっと一歩踏み込んだ「ありがとう」を言いたくなる時、言いたくなるスタッフが現れるから。
そんな「ありがとう」の余分をチップに託す。
はっきり言って金額なんてどうでもいいの。
その日あなたが2ユーロしか持ってなければそれでいいし、20ユーロあって自分がそれを手放してもいいならそれでよし。
手持ちのお金があるないに関わらず、まず「ありがとう!」これが大切。
よくニホンジン団体ツアーでこの時とこの時には「チップは2ユーロ」払いましょう、なんてマニュアル化されてるけど、絶対ヘン。
だいたい「払う」って表現がまちがっとるよ。
チップは「渡す」もの。
もっと言えば「託す」もの。
何を?「サンキューの気持ち」以外あり得ない。
そしてここはニホンではないので通常個人は個人のことしかしないの。
それをあなたのために何かしたんだから、ニホンでは当たり前のようにしてくれることでも全て「サンキュー」に値する行為。
外国では「サンキュー」慣れして「これは!」と思う行為には惜しみなくチップを。
そうでなければ言葉で「あなたが○○してくれて助かった、ありがとう」と言ってください。(できればディレクターとかオーナーとかにも直接(笑))
「義務感」から払わないこと。
外国の紙幣は使わないこと(笑)。
折り紙の鶴とかつけないこと(爆)。
カンヌで私は見た!
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