コートダジュールに似合う音楽ってなんでしょう?
国際ジャズフェスティバルが行われているくらいだから
どのジャンルのジャズも合うことはいうまでもない。
フレンチ・ヴォサノヴァもぴったりあう。
夏の夜を楽しむ意味でクラブミュージックも悪くない。
私のドライブのお供はサザン。
その他、日本の夏に海へのドライブに持ち込む楽曲はすべて◎。
でも日本の夏の歌にはどんなにはじけてても
どこか「湿気」が感じられます。
そういうのを「情緒」って言うのでしょうね。
それはニホンのいいところ!
全体的に「湿気」を共に感じることによって、
夏を共有してる雰囲気、「和」「輪」の感覚があるのです。
その中に入りたくて日本の曲を聴いてるかんじがします。
コートダジュールの乾燥した夏に慣れてきた今年になって
突然引っぱり出して聞き始めたのは
カーラ・ブルーニの「ケルカン・マ・ディ ~ 風のうわさ」。
なにかこのおもむろに始まるギターの感じ、
鼻歌でも歌うようなリズム、
乾いた歌声、
歌詞のイメージさせる世界が
「コートダジュールの休息」(ヴァカンス中のっていう意味で)にぴったりなんです。
彼女のような幼い時から家族でヴァカンスに行き大きくなって
(カーラの実家はイタリアトリノの富豪)
大人になってからは華やかな世界の仲間とヴァカンス、、と
ヴァカンスの達人に違いない筋金入りのセレブだから
できた歌という気がしてなりません。
ヴァカンス中に(あまりに暇で)ふっと思い出す子供の時の記憶、
自分との約束、忘れてた友達のこと、彼氏の名前が美しい旋律であること、、。
そんな瞬間を切り取ったような歌が多いように思えます。
私は特に6曲目の「 部屋の中の空(ル・シエル・ダン・ジュヌ・シャンブル)」が好き。
途中からイタリア語になって、それがまた切なくセクシー。
実際ダジュールのビーチで聞こえてくるのはイタリア語なので余計ぴったり♪
トップモデルの時代からそのクールで知的な発言や存在が好きだったけど、
このアルバムを聴いてから「彼女の人生での彼女の視点」が
ますます気になる存在に。
ヴァカンス最上級生としても、女性としても憧れます。
しかし最近音源が古いな(笑)。女性も男性も音楽を追いかけなくなると老けると聴いたことが、、、、。最新の音楽への触覚にくもの巣かかってるかも。
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ミラノ⇔ニース 電車の旅
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