気温30度を超えて湿気の多い真夏にスーツ着て〝涼しげ〟を装うなんて
どんだけ無理な話かと思うけど、それは自分に厳しいニホンのお話。
コートダジュールをはじめ南仏のビーチサイドリゾートでは逆に
「服を着てよ!」とか「身だしなみにもうちょっと注意を払ってよ!」
というムーブメントがおこりつつあります。
上半身裸、裸足での入場禁止(セキュリティーと衛生のため)の警告看板。
「ビーチもあるが、町もある。街中では私は服を着ます」の啓蒙看板。
「身なりにクラス(上品さ、清潔感、行き届いた手入れ感)を」のキャンペーンマーク。
このニュースはグランドモットという市のお話。
市長が「海辺なら仕方ないが一般の市民の生活の場(町の方でまで)裸で歩き回られるのはエレガントじゃありません。もっと一般市民の生活をレスペクトしてください。」
という趣旨のキャンペーンをしていると言っています。
グランドモットの街中の様子↓
こんなの全然普通。問題ない。
これも普通。しいて言えばぶよぶよで焼けてない肌はアウト。
身体の特徴を悪く言うのはやめましょう。
しかし、目に入ってくると食欲が失せるようなバディーは〝暴力〟ですよね(笑)?
インタビューに答える町の観光客達は
「ここはモナコじゃないんだから、かたいこと言うなよ」や
「夏なんだから~若いんだから~いいじゃ~ん」や
「太陽を楽しんで何が悪い」などまったく聞く耳持たず(笑)。
南仏の太陽は人を解放的にしすぎてしまうのでしょうか?
その点、ジュアン・レ・パンは一応高級リゾート地なので、
半裸でもどこかおしゃれだったり、キレイだったり、見苦しさはないのが救いですが、
それでも日常生活のひとコマに水着が入り込んでくる光景に最初は驚いたものです。
スーパーや郵便局、あらゆるところには水着にパレオ、または
水着にミニスカートはいただけで買い物してるヤング~年配までよく見る。
レストランでも水着のままとかスケスケのあっぱっぱー見たいの着てるだけとか
それはアリですか?って驚く格好にもよく遭遇する。
ジュアンのネットカフェにも「T-シャツ着用お願いします」の張り紙があるし、
実際に水着のままで電車移動する子供やおっさんも少なからず。
今では慣れてしまったので、水着つけてるだけいいんじゃない?
とまで思っちゃうけど(笑)。
基本的に夏はビーチと夜寝るまでの間にちょこっと人生があるような
本末転倒(?)な時間割なので、水着が活動着であり、遊び着であり、
社交着なのかもしれません。
ニホンジンのスーツにあたるのがダジュールの水着といっても過言ではないでしょう。
だって夏のダジュールではとにかく水着を着ていたほうが
周囲に溶け込めるし目立たない。
水着なら高級ホテルのロビーでかえって浮かない場合さえ感じられます。
(見た目が安っぽく、汚く、だらしないのはダメだけど)
かく言う私も今では下着が水着。
いつでもぱっと脱いであわよくば泳げちゃうように、
ビーチの予定がなくてもとりあえず水着をつけるようになりました。
(20代の10年間で水着は(ジム以外)で2回しか着たことなかったのに!)
旅行者のためのダジュール・ルール
ダジュールでは水着が標準装備!
下着より水着を数セット持っていこう!
グラビアアイドル並みに毎日ビキニを身につけて慣れよ!
引き締まった体のほうが優待されるのも事実。鍛えておきましょう。
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