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「ない」ものの捉え方

日本からお煎餅やあられ、海苔など日本食材をたくさん贈っていただいて狂喜乱舞。
懐かしい美味しさに、つまみ食いが止まりません。
ところで日本食材にはたいてい入ってる「乾燥剤(除湿剤?)」。
その存在がと~っても懐かしく愛らしく感じました。
個別包装してあるお煎餅にも入ってるあたりはさすがジャパニーズ!
完璧に完璧を重ねる用意周到さには頭が下がります。
フランスには「乾燥剤」というものはありません。
フランスの中では湿気の多いといわれるここコートダジュールでさえ、
シリアルのフタは開けっ放しでもいつもサクサク。
パンはきっちりビニール袋に入れておかないとすぐガチガチに。
(そのため乾燥を防ぐための布製のバケッド袋が存在していますが、
布で覆っていてもすぐカチコチに。)
ヨーロッパの空気の乾燥は半端ない。
なのに、パリパリした食感を楽しむことにそんなに執着していません。
反対になんでもすぐに湿気てしまう日本に限って
お煎餅や海苔、など「パリパリ感」にこだわる食材が
昔から愛されているのはミステリー。
人間って不思議、、、いやニホンジンって不思議です。
だってニホンジンはいつも、「ないもの」「できないもの」を
工夫して、開発して、「あるように」「できるように」してしまうのですから!
「乾燥剤」の存在がそうです。
もし日本とフランスの立場が逆なら「乾燥剤」の発明・開発以前に
「ここは湿気があるから、そういう食感のものは作れないし、作らないの。」
で終わると思います。
「ないもの」を必要と思うか、「ないものはない」でやり過ごすか
この意識の分岐点がニホンとフランスの全ての違いを生み出すのです。
ニホンジンがフランス(たぶんとりわけコートダジュール)で生きていく場合、
この切り替えボタンをオン(またはオフ)に出来るか否かで
異文化生活でのストレスがまるで変わってくると思います。
           なんにもないは全部ある?
ダジュール・ルール
「ないものはない」で受け流し「今あるものだけ」でやり過ごすのが
コートダジュールのライフスキル

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