今日、日本の母から小包が届いた。
箱の中にはフランスでは(パリ以外)入手困難な黄な粉系和菓子や寒天や乾燥ワカメ類がぎっしりで狂喜乱舞♪
だってコートダジュールのアジアンマーケットやBIOの店でも緑茶や乾燥ワカメは手に入るのだがなぜかものすごくまずいんだもの。
中には日本のパーッケージに似せた中国製のパチモノも多くて、期待した味と大幅に違って驚くこともしばしば。
それで日本にいる母に「リケン」とか「ふじっ子」などの一流ブランド品をお願いしていたのだ。
そんなわけで最初に手にする海草食品がそんな「ニセモノ」(あくまでニホンジンの私から見て)となるがためにこの辺りのフランスジンには「海草!?あんなまづいもの食えるか!」とすこぶる評判が悪い。
私はニホンジンだから「海草好き」を公言できるけど、コートダジュールで海草なんてものを食べるのはベジタリアンの中でもハードなちょっとマゾ系ベジタリアンって感じでカミングアウトに似たものがあるかも(笑)。
「海草食い」に対して抵抗がある原因のもう一つは地中海の美しさ。
コートダジュールの海水はあんなにクルーザーが行き来してる割にはなぜかものすごくきれいで膝上位まで海に入ればもう小魚がうようよ。
ゴーグルさえあれば誰でも海中散歩気分が味わえるくらいあらゆる種類の海草が茂ってる。
そんな風にリアルでライブな海草の姿を日々見ているので触感と食感が合わさって食べるにはあまりにエグイ存在なのである。
海草独自の「ぬめり」に美と健康の秘密があるんだよ!と力説してもだめ。
べつにアジュレリアンに海草好きになってもらわなくてもいいけど、私が「ワカメ大好き。毎日食べるよ。」とか「海草は体にいいよねっ」とか言うとすごいゲテモノ食いみたいに見られるのがね~。
いつかコートダジュールに海草バーを作って名だたるトップモデル達を顧客にしてやる~。
海岸沿いにウォーキングしている時、浜辺に打ち寄せられる海草のニオイに何気に食欲をそそられた事があるなんて今はまだ口が裂けてもフランスジンには言えないご時世。
「ジェムビアンデザルグ!」(海草大好き!)はまだ仲良くなってない人にはむやみに口にしないように!
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