私がこうしてフランスに住んでいるのも、
英語はしゃべれないのにフランス語をしゃべってるのも
すべては「ベルサイユのばら」の影響であることは
今や隠しようのない事実でありますが、
そんな会話の中でフランス人の同僚に聞かれました。
「日本人はなんだってみんなMANGA読むの?」
フランス人の大人が読むのは(どんなレベルのものであれ)雑誌や新聞だから
本当に素朴な疑問として聞かれました。
以前ニホン文化に造詣の深い(ただ単にヲタ)相方にも、
「それにしても、あんなに真面目で頭のいい国の人が、そろいもそろってみんな
MANGAばっかり読んでいるのは本当にミステリー。なんでなの?」と聞かれた事も。
はっきり言いましょう。
「普段、真面目にルールに従って生活し、会社のために、社会のために
自分の快楽、欲望、食事や時間を削って生活してる脳ストレスを開放するためです。
日本の会社員の仕事量はあなた達の3~6倍です。」
だ・か・ら
「あなた達のように365日24時間、己の欲望のままに生き、
人に迷惑かけることをいとわず、今日できることをしあさってまで延ばし、
自己啓発も何もせず、目先の快楽優先の生活をしていれば、
脳は開放されっぱなし、
そりゃぁ、脳とて「知」を求めて新聞、雑誌でも読みたくなるわな。」
と言ってやります。
うそです。
そこまで言うと角がたつので、
「日ごろ脳を使いすぎているから、アホ要素を入れてるの」と答えています。
あと出勤、移動時の環境が違いますよね。
日本では電車は待つまでもなくすぐ来るし、
来たら来たで超満員だし、悠長に新聞なんて読むスペースありません。
(だいたい「情報としての新聞」なら朝自宅で読んでしまっていたり、
車中のケータイやネットで仕入れてるから量もスピードもニホンジンの方が多いと思います。)
だから私は思います。
ニホンジンはMANGAばっかりなのではなく、
1日でコートダジュール人の3日分の仕事量、情報量、知識量をこなした上で
MANGAまで読んでいるのだと!
今は電車の中ではMANGAよりみんなケータイで何かしらやってるだろうから、
そのうち「なんでニホンジンはいつでもケータイいじってるの?」と聞かれるのかも?
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