秋のコートダジュールで思うこと

2008年の秋は2007年よりもずいぶん涼しいらしく、
10月半ばの現在でもうすでにマフラーや皮ジャンの姿を見かけます。
世界中がもう秋なのかと思っていたけれど(笑)、
コートダジュールではまだまだ「夏の終わり」です。

10月は半ばは「夏の終わり」

どのくらい「夏の終わり」かというとこのくらいです↓

みんな水着でビーチにおりますが、
この光の薄さ、ビーチのガラガラ加減、、これは地元民にとっては完全に“終わった”状態。

季節労働者たちは冬のスキーリゾートへ移動して次の仕事を探すか、失業保険でどこにバカンスに行こうかと気もそぞろ。
地元民にとっては刺激のない毎日が続く、越冬期(オフシーズン)へのプレリュードであります。

実は日本人女性にはおトクで最適な隠れおススメシーズン


 

だいぶとろ~んとしてるやさしい太陽。
日本人の女性が抵抗なく日光浴できる限界位の紫外線量がこの時期だと思います。
10月ならホテルもレストランもまだどこも営業しているし、宿泊料金が安くなり、レストランも混み過ぎることがないので観光には非常にお得なシーズン
(この時期を過ぎると7割くらいレストランがしまり、ホテルも小さいところは閉まる)



ただしもう海水はそんなに暖かくないです。泳げなくはないのですが。
「西洋人は基礎体温が高い」そう信じて疑わない私。
その確信は高まる一方です、、、、。

映画のようなひと時が日常のひとコマ


秋、、、。
静かに海のそばで過ごすひと時、、、。
これが日常のひとコマである贅沢
この上なく贅沢なのにお金はまったくかかってないところがスゴイです。


ジュアン・レ・パンでの庶民の生活を体験すると、
お金で買えるものへの評価が低くなっていきます。


高価なものにはそれなりの価値がある、安価なものにもそれなりの価値がある。
すばらしい価値のあるもので、なのに誰にでも無料で与えられているものもあるんだなーってジュアンに来て気がつきました。

それらを与えられ続けられると、なにかをどこかに返さずにはいられない、、。
だからコートダジュールには困った人がいればできる範囲の親切をすっとできる人が多いのも納得です。

豊かな気持ちが満ちてくるダジュールライフ。
あんなに不便なのに豊かさに溢れてるなんて、トーキョーとは真逆ですね(笑)。
“便利さ“と“心豊かな生活”の両立はなかなかムズカシイと思う秋の夕暮れなのでした。

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