フランスとニホンのテレビ番組で一番違うところは出演者の年齢層。
ティーンはほっとんどいません。
20代も少ない。
30代になってやっと「活躍している若者」として発言権を持ち、
それでももてはやされてレスペクトされて扱われるのは
40代以降の出演者ばかり。
ロクでもない社会、、、とぼやく(笑)フランスで私が唯一好きな点は
老若男女が「自分の意見」をはっきりと主張しあって
イキイキと会話を楽しんでるところ。
肩書きや年齢、たぷたぷのお腹、、、などに一切引け目を感じず
「パーソナリティー」勝負ができるところ。
すべては「総合的な個人の魅力」にゆだねられているのです。
カフェでもレストランでも町の中心に
さまざまな年齢層の男女が会話の花を咲かせ「共演」しています。
自分とまったく異世界の人ともカフェのテーブル越しに会話ができるんです。
トークバラエティ番組やクイズ番組でも
ニホンでは「おばさん」として黙殺されるような風体のマダムが
ウイットに富んだ返答で観客をうならせたり、
「おっさん」と切り捨てられる風貌のムッシューが気の効いたことを言ったり、、。
年齢より個性に重きを置かれる社会だから当然、発言者は年齢を問われないんですね。
(その代わり恐ろしいほど〝中身〟を問われる)
それに比べ、ニホンの番組のおばさんタレントは肩身が狭そうに押し黙ってたり、
ましてや一般の「おばさん」には発言権さえ与えられてない空気。
ところでそんな熟年だけのとある番組ですっごくキレイな人を見かけました。
この地味な番組、、、ひたすらひとつのテーマを討議していくのだけど、
出演者がみんな理知的で「ああ、知とは美なり」と思い知らされました。
なにが素敵かわからないけどこのマダムすごく素敵です。
ちゃんとシワもたるみもあるのに白T者シャツ一枚で素敵って一体、、、?
こういうタイプのマダムタレントってニホンにはあまりいませんよね?
ニホンのマダムタレントさんはどちらかというと「かわいい」「若い子に負けてない」
「その年齢に見えない」ことが財産なかんじだけど、
フランスには「歳相応」で「知の美」をこれでもかと光らせる方をよく見かけます。
「お話してみたい」「この人と話したらどれほど充実した話ができるだろう?」が
フランスモテの肝のようです。
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