夏のコートダジュールはクルージング天国。
夏が来るとお金もちたちはアンチーブやらジュアンやカンヌのお高いハーバーで
1年中預けっぱなしの自分のクルーザと久々の対面をし、
金持ちの庶民は(私から見たら充分お金持ちですが)別荘の庭から
車でボートを港まで牽引します。
レンタルクルーザも大きなものから小さなものまで
ありとあらゆるタイプが揃っていますので、
その日の行き先や人数に合わせてレンタルして海に繰り出す人も多数です。
そんなわけで夏の地中海はどこからともなく集まったクルーザで埋め尽くされ、
海の観光スポットでは波間に浮き沈むカモメのように
白いクルーザがゆ~らゆらと太陽と海の間に停泊しているのでした。
その間を縫うように「海のコーヒー屋さん」が活躍します。
船でしかいけないこ~んなキレイな海が職場とはいえ、
夏のヴァカンスシーズンは休みなしで毎日海にでるそう。
飲みに行った翌日などは地獄と言っておりました(笑)。
ブリスはコーヒーとアイスを売って回っています。
お客さんでコーヒーの欲しい人は手を挙げてサインをだし、
ブリスが近寄っていって注文をとります。
買う方も常連さんなので手馴れた連携プレー。
上の写真はコーヒー準備中。
インスタントですけど、海でコーヒーっていいですよね♪
ましてやクルーザの上でならなおさらでしょうね~。
こちらは人気のアイス準備中。
ココナツ・レモン・オレンジのアイスの他、普通のカップアイスも売ってます。
しかもそんなに高くなく。
その辺りのがっつきのなさが南仏人のよさなのかな~?と思っていました。
9時ごろマンドリュー・ラナプールを出発し、
カンヌを通り、キャップドアンチーブを回って16時ごろ戻る毎日。
雨が降ったら当然「休み」ですが、夏のコートダジュール、
特に今年はほとんど雨降らなかったので休みなく毎日〝出勤〟してるそう。
大海原にちいさなボートにたった一人だし、
「大変じゃない?」って聞いたら、
「眠い時がね~。」とくったくないブリス。
眠い時は心地いい風に吹かれてボートで波に揺られてお昼寝しちゃうそうです。
まがいなりにもそれは「優雅な地中海クルージング」では?!
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