村の時間割

我が町、つか村のほうが感覚的に近い高級別荘地（しつこい）ジュアン-レｰパンでは陸を歩かない人種（移動はジェット、ヘリ、クルーザー、高級車）と陸歩行人種に別れている。
陸歩行人種の中でも私のように車を持たない人種は買い物から何から何まで村の中でまかなわざるを得ない。
ガラガラ（車輪つきショッピングバッグ）じゃあ、移動距離には限界があるからね～。
コートダジュールに暮らす人で車がない方がめずらしい。
たいていは持てない理由（住所不定、無職とか不法滞在者、不法労働者など）があるからなんだけど、私は所得が低いことと2年以上の定職実績がないこと、個人的に保険に加入してないことが理由。
でも私の彼氏はどうよ？堂々のフランス人、フランス国籍。
たんなる一人息子の怠慢（一人息子への偏見？）で車はおろか免許を取ろうとさえしていない。まったくもー。
ま、そんなことはどうでもいいとして、コートダジュールの急行の止まらない駅のある町はびっくりするほどシステムが昔のまま。
当然いまだに昼休みをしっかり取ってマス。
開店時刻も衝撃的なほどまちまち。
消費者はそれに振り回されて半日をぼうに振ることも。
「そんなの昼の12時から14時くらいって決まってるんでしょ？」と思うあなたはまだ甘い。
たとえばジュアンの郵便局
月～金　8：00～12：00　　13：45～18
　火　　8：00～12：00　　13：15～18
　土　　8：00～12：00
たとえばアジアンマーケット
　月　　9：30～12：30
火～土　9：30～12：30　15：00～19：30
たとえばRICARD(冷凍食品店（かなりいける））にいたっては
　月　　10：00～13：00　15：00～19：30
火～金　9：30～13：00　15：00～19：30
　土　　9：30～13：00　14：30～19：30
　日　　9：30～12：30
なんすか？この郵便局の火曜だけ30分早く始まるって、、（多分労働時間の半端分）。
それに冷凍食品屋の月曜だけ10時はじまりって言うのも休日の翌日だからって感じ。
本屋もパン屋も昼から15時半ごろまで閉まっちゃうし、ほんとうっ時間配分を間違えると各開店時間にことごとく間に合わないってことにも。
確か私の銀行も月曜休みで昼休みは、、、と覚えられんっちゅーの！
日本みたいに基本的にサービス業は土日もあいてて、美容院は火曜定休、役所は17時まで、、とか決めて～！
24時間旬の製品やフレッシュな食品が買える日本の感覚が抜けるまで1年半はかかったね。
でもいまや「日曜日にあいてるだけでもあっぱれじゃ」とさえ思えるようになってきちゃったからダジュール感覚も重症の域に。
ただ、、、人間は不便にも（時間はかかるが）慣れるもの。
24時間営業してるってことは電気もつけっぱなしでしょ？
そういったエネルギーってどっから来てるの？
消費する一方だけど、ってことはどこかが消耗されまくってるってことでもあるんでしょ？
この小さな村で貧しい人とも一緒に暮らしてる（？）と、そういうシワ寄せがこういう人達の貧しい国へ行ってしまうんだろな、、、とちょっと身近に思えるのよね。
はっきり言って深夜に買い物できなくてもまったく問題ない。
むしろ地球の全エネルギーのために「我慢しろ」ってかんじかな。
24時間営業の店を利用しまくっておいて「スローライフ」も「ロハス」もないと思うよ。
ダジュール・ルール
開店時間や会計待ちでのイライラは家政婦を雇って一挙解決！
陸移動者は不便生活にとことん慣れろ！
主義の有無にかかわらず強制的にロハス！