先日お問い合わせのあった「ニースの貸し部屋」で思うことをまとめてみました。
ニースでの貸し部屋探しがパリより難しい理由
結論から言えば「見つけるのはパリより数段難しい」ことになります。
理由としてはパリみたいに「貸し部屋で稼いでやろう」って空気がないことかも(笑)。
お部屋が空いてるお宅は実は結構多いと思います。
私の滞在遍歴
私自身は泊まるところもないままダジュール入りしてしまって、
はじめはメリディアン系の3星ホテルに2泊、快適な1つ星ホテルに1週間、
その後日本人女性の貸し部屋に2週間滞在。
その間に就職先が決まってジュアンレパンに住まわせていただくことになり、ニースを後にしました。
私の探索方法(スマホは存在しない時代の)
残念ながらその日本人女性が貸し部屋をしたのはその時限りで(私のせい??)、
当時はその方しかニース近郊を含めても貸し部屋情報はなかったです。
ニースにいる1ヶ月の間に貸し部屋やルームシェアを探しまくりました。
会う人会う人に「仕事と家を探してます」といい歩き(泣)、
ニース大学の掲示板にルームメイト募集のアノンスを探しにも行きました。
ニース大学の掲示板はよいアイデアだと思います。
中には「日本人の女学生ONLY」という募集さえありました。
(これを見てフランス人の相方は「なんつー“人種差別”!」と驚いていたけど、これぞ世界で脈々と続く「日本人いい人伝説」の動かしがたい実績の賜物です!みんなも続けよう!)
貸しなれた家主や、妥当な料金など優良物件が多いのですが、
学生相手のアノンスだけにタイミングに大きく左右されるのが難点。
バカンスエデュケーションから入る作戦も
そんな経験からニースに長期滞在したい場合、はじめは寮や部屋を手配してくれる
私営の語学学校の受け入れ制度を利用するといいと思います。
紹介されたところがいやだったら、その時から物件探しを始められてはどうでしょうか?
料理学校やパティシエ学校での留学制度でもお部屋がついてきますね。スタージュの方は時間がないのでそれを利用しましょう。前の居住者(同じ道を目指す先輩)がいろんな便利なモノを残してくれている場合も多いようです。
パリではありえない攻略法
実はダジュール人はみなびっくりするほど人が良く、「人の役に立ちたい」、
特に相手がアジア人のきゃしゃで背の小さな女子ともくれば「どうにか手助けして喜ばしてあげたい」と思っているものです。(残念ながら私は結構大きめ)
なので生活を始めて何度か声を掛け合う店の店員やCAFEの常連客にでさえ
「部屋を探してる」と言えば、どこからともなく「空き部屋」情報がやってくることも。
その申し出が悪意のあるものか善意のものかは日ごろの自分の行いからしか判断できませんが、ダジュール人の思考はとってもシンプルで“困ってる→助けてやる”の一方向しかない場合が多いです。
頭で考える前にハートで動いちゃうので失敗も多いけど、
その分、日本の常識では考えられないようなミラクルを生み出すのも多い彼らなのです。
個人的見解ですが、ニース中心部を離れれば離れるほど、ミラクル遭遇率は上がると思います。
ただし、キケンの最前線での活動になりますのですべて自己責任でお願いいたします。
BONNE CHANCE!
~プチリンク集~
・「地球の~」提示で10%off+長期滞在で値段交渉に応じてくれるHOTEL REX
・すごい情報量!Vive la Provance!さまのリンクページ
・たまたま見つけたニースの貸し部屋情報
日本でニースの貸し部屋を探した事から私のダジュールストーリーは始まった(笑)ので今回は力んじゃいました、、、。
ほんっとに住むとこなくて胃が痛い毎日だったけど、おかげでピカソも住んだお屋敷に住み込むことに、、、。まさに「選択肢のなさ」が呼び寄せた縁ですが、それも外国生活ならではのミラクル体験だったなと思います。
スマホない時代だから、バスを乗り継いで大学まで張り紙見に行って、電話して、内観のアポ獲って、見に行ってとか、cafeの人に聞いてみるとかすごいアナログな方法だったけど、おかげでこの時期に対人センサーがすごく発達して、その後の滞在中でのキケン回避能力にかなり役立った気がします。
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