コスメレポートがヘアトリートメントだったので髪にまつわるいろいろなことを思い出してた。
なにしろ1年7ヶ月もヘアカットどころかサロンにも行ってないってびっくりでしょ?
落ち武者だってそんなにロン毛になったら見つかって市中引き回しの刑だよ。
こうなったのにはわけがあって、まず第一にフランスジンのいい加減さと手先の不器用さをはっきりいって頭の悪さを知ってしまったために恐ろしくてヘアサロンにいけなくなったこと。
もうひとつはどうしても青山のブランコの土屋さんのカットじゃなきゃいやな事。
これが一番大きな理由かな?
土屋さんのカットのおかげで「私」というたたずまいが表現できてる、と言っても過言ではないね。
フランスに来てから長いこと「髪がきれい」とか「髪を下ろすと全然雰囲気違うね!」「いいね!」と言われていたのも土屋さんのおかげ。
だいたい1年7ヶ月も伸ばしっ放しで「ナチュラルヘア」でいられたのなんてそんじょそこらの美容師のカットじゃありえない。
もういまや「土屋さんオアナットダイ」が私の合言葉。
未だに日本に帰りたい理由№1は「髪の毛切りたいから」でフランスジンの彼氏などには理解不能のようだけど、あんたたちの髪なんて最初から後頭部がきれいに出てるし、髪がほそーくてウェーブついてるから誰が切ったってある程度のスタイルになるけど(事実彼氏の髪は私がカットして「すごい上手い」と評判)我々ニホンジンのヘアカットにはもんのすごーいテクニックが必要なの!って鼻息荒く説明してやったわ。
だって「ない」後頭部を「あるように」見せるなんてマジックじゃない?
ニホンジンだからこそできた研究と技術の鍛錬の賜物なのよ。
土屋さんのカットはそういった緻密な計算の上に天性のカンでなんとも言えずナチュラルで最高の自分を引き出してくれるの。
土屋さんのカットの後はとても「サロン帰り」には見えないほど自分とマッチしてる。
彼のカットで始めて自分の頭皮から髪が生えてるって実感したし、毛先まで「私の体の一部、細胞の一部なんだ」って愛しく思えた。
それまでは髪の毛だけ別物、洋服のノリで流行に合わせてカット、そのスタイルに似合う、似合わない、、、っていう感じだったのが、自分の肌と同じに髪が自分の体に戻ってきた気がしたのをよく覚えてる。
流行の髪型にもしてもらえると思うけど、土屋さんには「私の髪型」をお願いするとそのようにしてくれる。
今では我人生最長に背中まで(もうすぐ腰まで)のロングになってしまったけどそれでも「私」というニュアンスが残ってる。
「これが私です」と言えるスタイルにカットできるのブランコの土屋さんなのだ。
土屋さんに万一のことがあったら、一生ひっつめ髪で暮らさなきゃね。
残念がら現在、土屋さんは新規を受け付けてないそうで、私は忘れられないように時折手紙をだしてマス。
もしこのブログをご本人や近くの方が見ることがあれば、「私を忘れないで、、土屋さんにカットしてもらうために、誰にも切らせずに待っています、、。In コートダジュール」って伝えたい。
あ~、撮影とかお仕事でコートダジュールにいらっしゃらないかしら~。
イタリアでもいいわ、ミラノなら電車で行くからカットして~!!
EU圏内なら飛んで行くからそのときは連絡ください。
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