「フランスに学ぶ国家ブランド」は前駐仏日本大使の方の著書です。
大使館の方の目線が興味深い
私の「フランス人は尽々プレゼン上手(なだけなのよ!)」という心の叫びを
ものの見事に理路整然と理論的に具体的に説明してくださっています。
そしてさすが日本大使、日本国の在り方を憂いておいでです。
よく考えたら“外交”してくれる方々がいるから輸入品も食べられるし、外国にも行けるわけで、こういう立派な方々が国家や国益を守ろうと奔走してくださっているからこそ、フランスでも「いざとなったら大使館へ、、」と思って過ごせていたわけですね。
そういう視点を持てただけでもありがたや。。。。
華やかさのマントをまとい、残り香まで完璧な外交策士
さて内容ですが、まったくもって同感です(笑)。
どの国も(各家庭でも言えますが)外面はキレイに、でも内情は、、ってところがあると思います。
虚勢をはっているものの、外は“張りぼて”、中は窮々、みたいな。
でもフランスの場合、その“張りぼて”がシャネルやディオール、ヴィトンでできてる(笑)。
そのくらい上手い。
ずっとその戦法で主要7カ国の座も、EUのリーダー的存在の座も守り続け、おまけに夢見る乙女の小銭を吸い上げてきたのです(笑)!
特に今はブランディングが重要な時代。
日本も国家ぐるみで世界へのブランドイメージチェンジを図る時だと思います。
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