コートダジュールはフランスでも屈指の医者の多い地区でもある。
そりゃそうだよ、リタイアした老夫婦が目指すのは気候の温暖なコートダジュールと相場が決まってる。
ジュアン-レーパンなんて初めて訪れた真冬(2月)にはペタンクしてる老人しか外にいなくて、すべての店、マンションが閉まっててここは老人特別地区なのか?と思ったくらい。
しかも比較的裕福、、、というよりお金持ちの老人が多いので当然多くの医者、福祉関係者がコートダジュールを目指す。
でも、みんな結構いい加減なのよね。
フランスジンってもともと責任感とか正義感とか倫理感が我々とは違うし、、、。
住まわせてもらっていたご主人も病気だったので、毎週月曜日はかかりつけの医者が、毎日朝、晩は看護婦が、それ以外にも衛生士というのか看護士が毎日来てた。
私も介護する事になって、あわててネットで「老人介護の仕方」などを調べたよ。
それによると、「老人の肌はもろくなってるのでカラダの位置をずらす時に引きずらないこと。骨も弱くなってるので手首足首などひっぱらないこと。急に動かさない事。説明してから作業する事。ゆっくり老人のペースで進めること。、、、」などなど。
ところがコートダジュールの看護婦、介護士たちときたらどうよ!
力まかせに引っ張りあげるわ、本人の意思お構いなしに作業すすめるわ、、、。
素人目から見てまるでダメ。
つか素人でも私の方がずっとできてたよ!
これはニホンジン特有の「観察力、注意力、繊細な感受性」のたまものかと思う。
それにしてもフランスジンの看護はひどすぎ!
どこに目ぇつけとんねん!とかかりつけの医者にも言いたくなるフシアナっぷり。
医者が帰った夜とか看護婦の帰った直後とかに体調急変して入院、、なんてしょっちゅう。
ご主人も医者代えればいいのに、代々そこだからって理由でそのやぶ医者。
本人にも医療関係者にも「病気を治そう」って意思なし(笑)。
やはり「西洋医学」の高い壁が「病気」→「今でてる症状を抑える」→「症状治まる」→「治った」っていう表面上の治療でどうどうめぐりから出れなくさせてるみたい。
私のようにオリジナルがオリエントだと「病の元凶を絶たないと」という見地からいろいろな治療を試みるけど、そういう考えはないみたい。
ご主人も毎日アスピリン飲まされてた。
断食合宿までやった事のある私にしてみれば、アスピリン自体が強い毒。
そんなの毎日飲んでたら今健康でも体弱っちゃいそう。
私から見ると、粗食に切り替え、運動し、ゆっくりでいいからカラダの毒を出していけば痛みは軽減する、、と思えるんだけど、「ビタミンを取ったほうがいいから」という理由でオレンジジュースばっかり飲まされてた。
入ってくるビタミン以上に糖質がカラダのビタミンを消費しちゃうし、化学成分のビタミンCはほとんど吸収されないなんてことはニホンジンならだれでも知ってるのに。
介護作業自体も非常に淡白で自分の仕事以外はやらない。
「見捨てる」って感じに去っていく事もしばしば。
たとえば看護婦は注射や投薬、絆創膏張りとかはやるけど、その間に粗相をしてもそれは介護士の仕事なんで「じゃ」って帰っちゃう。
ご主人の所は私や常に家政婦がいるからいいけど(私たちがオムツやシーツを替える)、老人1人でも濡れたベットに置いてけぼりなんじゃないかな?とか思っちゃう。
ニホンジンのように「介護疲れ」とかない(「過労死」と同様)点は介護する側にはいいけど、介護される側にはキツイよね。
そんなわけで石を投げれば医者・介護士に当たるコートダジュールだけど、自分は絶対にお世話になりたくないね!って本気で思うよ。
年をとれば医者のお世話にならざる得ないだろうけど、医者もぜんぜん注意力なし。
もらう薬も市販のレベルと変わらない。
ダジュール・ルール
コートダジュールでは病気にならない、怪我しない!
病気は気合で、怪我はなめて治すほうが医者より確実!
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