やっぱり髪は女の命

今日もナブの眉を整えてやった。
黒人のナブは私が住まわせてもらっているヴィラのご主人のお世話をしている5人のうちの一人。
(ご主人にはこの他に通いの看護婦が2~3名、通いの介護士も2~3名。通いのキネジテラピストが1名がいる。)
前回の眉カットが気に入ったみたいで再度リクエストされた。
黒人と東洋人ってほんとうっに髪質や骨格が違うので面白い。
ナブは見るたびに髪型が違うので実際の彼女の髪型はどれなんだろう、おしゃれにしてるなと思っていた。
ある時は長い細いみつ編みのエクステンション、ある時は短くナチュラルヘア、でもある時は黒人っぽく地肌にそって編みこまれてたりして、、、。
でも今日驚愕の事実を本人が暴露。(笑)
みんなには知らせてないけど、、とお手製のウイッグを見せてくれた。
ナチュラルヘアで地髪だと思ってたのはこれだった(笑)。
でもナチュラルなのは本当で本物の髪の毛でできてるらしい。
それは一箱300ユーロで売っていて、束ではなく髪の毛が縫いこまれたリボン状のメートルいくらで販売されてるらしい。
それをナブはなんとパンストを縫って作った自作のキャップに縫い付けてそれをヘアカットして思い通りのヅラを作ったのだ
それがウイッグだと思えないできばえ。
しかも自作だとは絶対に思えないイケてるヘアカットの技術とセンスにビックリ。
なんでこんな器用なことはできて「自分の眉毛を抜く」なんて簡単な事ができないかな?と不思議に思ったね
おまけに「そうなのよ。髪の毛売ってるのよ。だからあなたみたいに長く伸びる人は切ったら売ればいいのよ」って言われた。
「髪の毛を売る」その発想も衝撃的(笑)。
売れるほどの美髪なら日本でもあるけど、私の痛んだこの髪じゃフツウは無理。
でも、ここはフランス、この長さまで伸びる人、黒髪の人、大体ニホンジンで髪を売る人はほとんどいない。
ってことは、、、売れるのかも♪
ちょうどヘアカットもパーマもカラーリングさえしてないで20ヶ月(詳しくは   を読んでください。)。
我が人生で一番長く髪が伸びてる今、髪を売って日本への飛行機代のたしにでもしようか?
ちなみにナブの本当の髪は長くは伸びないらしい。
その代わり(?)彼女の長くカールしたまつげの完璧さたるや、、、。
ニホンジン女子はまつげパーマやまつげのエクステンションさえするんだよと言ったら驚いてた。
どこの世界も女子は「美しく装う」ためならどんな努力も惜しまないし、ビックリするような技術を生み出しちゃうのね。
ないもの目指して果敢にチャレンジ!が美的エイジングには欠かせない要素よ!

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