やっぱりモデルってすごい・2

いかにもコートダジュールらしい眺めと「古き良き時代」のたたづまいを残しつつリッチな雰囲気のあるHOTEL BELLES RIVESのテラスでは撮影も多い。

撮影チームがいらした

HOTEL BELLES RIVESのテラス

撮影といえば早朝、少なくとも午前中と相場が決まってるので必然的に朝食係の私が接客。撮影チームはその業界くささですぐわかる。

今日のチームにはむさい構成員の中に紅一点ならぬ美男子ひとりが混じっていた。笑顔の位置の完璧さ(口角の角度!)でモデルとすぐにわかる。

私の「コーヒーは?」の問いに「お願い!」って言わずもがなの超スマイル。プロの笑顔の威力すごっ。モデルは広告媒体をとおして他人を動かす顔芸で食っているだけに、しゃべらなくて伝えられるのですね。
でも一流のムッシュー&マダムの本物の笑顔を知ってしまった私にはモデルちゃんの笑顔位じゃびくともしないけどねっ。(彼らの笑顔には他人をよろこんで動かす謎の力のがある)

降り立った貴族

コーヒーをサーブしたり、片付けたりの合間にさっきぱぱっと撮っていたポラをちら見して、再びモデルの底力にビックリ。「ウチのホテルってこんなにキレイだったの?!」と見直しちゃうくらい、このモデル君一人の存在が見慣れたホテルをそれはそれはステキな場所に変えていた何百回も見て、見慣れまくった職場の一角がフィッツジェラルドの時代を彷彿させるように時空を超え、エレガントな貴族の邸宅の一角になっていた。(いや、見たことないけどね)

それにさっきのどちらかというとかわいい系の笑顔に対してこのポラの中の彼の表情ときたら、「若くてセクシーな貴族」風を演じきっていた。モデルって表現力の瞬発力が違うよね。現場の超短距離走者ってところか?

一般人の我々も彼らの足元に及ぶ位はがんばって表現してみよう!
せめて写真に写る一瞬くらいは!!あと笑顔体操(笑)。

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