私の電子辞書には「旅のフランス語会話」が入っています。
入国からホテルチェックイン、レストラン、ショッピングでの会話が
ひと通りおさまっています。
最近はDSでも各国の旅会話ソフトがでていて便利な世の中。
でも最も簡単でとってもパワーのある便利なひと言が
たびたび抜けてるな、と思います。
それは言わずと知れた「シルヴプレ」と「メルシー」。
もう、なんの語尾につけたっていいくらいと思います。
この2語を語末にくっつけるだけで伝えたいことが伝わり、
通じないことさえ通じる場合があります。
ニホンジン(の特に男性)は恥ずかしがり屋(善意の解釈で)なためか
会釈や微笑で済まして、「メルシー」も「シルヴプレ」も省略しがちですが、
やっぱり言わないと。
言葉にしてなんぼの世界、言わないことは「0」の世界なので(笑)。
私自身もここぞという時にはちゃんと「シルヴプレ」も「メルシー」も
言ってるつもりなのですが、横で聞いてた相方によく注意されてました。
「なぜ今シルヴプレをつけぬ?」とか「また忘れて!」とか。
お願い文自体をとても丁寧に言ってるから相手への敬意は充分だろうと思って
あえて「シルブプレ」を省略したような時もやはり注意されます。
めっちゃいい笑顔付きで言ったんだから充分だろうと思ってもやっぱり注意されます。
「えぇ?こんな時でも言うの?」「さっきも言ったのにまた言うの?」
ってびっくりするほど言うべきタイミングがあり、
ことあるごとに付け加えなくてはいけいのを身をもって経験しました。
言葉ありきの西洋ではもう枕言葉?いや尻尾言葉?
しまいにはもう深い意味やシチュエーションは考えず、
頻繁にほとんどの言葉にくっつけるようになりました。
(日本語の「スミマセーン」みたいなもの?!)
ニホンジンにはかなりしつこく何回も言う感覚ですが
それが欧州のスタンダードなら、〝そういうものだ〟と割り切って
習慣にしちゃえばこっちのもの。
だからいっそのこと丸暗記する旅の会話集にはもれなく、
「メルシー」と「シルヴプレ」をくっつけといてくれればいいのにって思ってます。
ま、日本語で「お願いします」「ありがとう」でも通じると思うので、
サービスの人にはいちいち言ってやってください。
旅先で与えた言葉が、その旅に素晴らしい何かを運んで来てくれることは間違いありません。
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シスターエマニュエル逝去
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