自然美容「ダジュールパラドックス」

コートダジュールに来て2年半ほど経ちます。
その間に語学力や生活能力があがった、、、
というようなうれしい報告は聞きませんが、
なぜか病気知らずでございます。
日本にいた頃の私といえば完全なる「健康ヲタ」。
裏を返せばとても病気がちだったというか、
すぐに体調を崩しがちで常に健康に人一倍気をつけていないと
健やかな日常生活が送れないタイプでした。
子供のころから自律神経が弱かったので、その手の子のお決まりルートである、
幼少期の自家中毒→思春期の立ちくらみ→青年期の情緒不安定を
見事に通り抜けてきました。
「体力だけには自身がある子」「冬でも半そでの子」に憧れ以上の嫉妬さえ感じ、
「一日15時間くらい働いても平気な人」「毎日重労働でもたいしたダメージを受けない人」にはこれまた嫉妬にもにた羨望のまなざしを送ったものです。
大人になって自分のお給料が入るようになると、
サプリメントに月1万5千円くらいはつぎ込んでいましたね。
それなのに、100%不安要素だけを連れて
体ひとつでやってきてしまったフランス。もといコートダジュール。
外国で、貯金もなく、家もなく、
ほとんど他人同然のたった一人の知り合いしかいないダジュールにきてしまって
(誰に強制されたわけでもありませんが(笑))
悠長に「ビタミンは天然じゃないと体に吸収されない」とか
「ミネラルこそ質にこだわらないとやせないよ」とか言ってる場合じゃなくなりました。
異国のメンタリティーの違う中での労働(しかも肉体労働に近かった)。
ダジュールという特殊な社会(この件だけで一冊本が書けます)。
強烈な紫外線。
食生活の変化。
自分を取り巻く環境が激変し、普通の生活をするにもストレスだらけの
環境になったはずなのに、どういうわけか健康。
ビタミン剤のひとつも摂っていないのに健康。
ものすごく野菜や果物を食べてるわけでも、
ジャンクフードを食べてないわけでも、
バランスよく良く噛んで食べてるわけでもないのに健康。
きちんと定期的に運動してるわけでもないのに太らない。
これだけの紫外線を浴びていて健康っていうのは
フレンチパラドックスならぬ「ダジュールパラドックス」。
どうやら紫外線が作り出すフリーラジカルを吹き飛ばすほどの
新鮮でピュアな空気がその原因なのではないかと思っています。
そして何よりダジュールでは生きてく上で全然急がないこと(笑)!
急がない→息が上がらない→息が浅くならない→体内に酸素たっぷりいきわたってる。
これだね!
スローな社会でキレイな景色を見て、自然とゆっくり呼吸している生活が
サプリメントなし、ジョーバ(欲しい)もなし、岩盤浴もないけど
細胞から健康でいられる理由みたい。
   
そして大きな声では語られませんが「昼寝」の存在は
ダジュール人の健康を根っから支えていると断言できるでしょう。 
嫌でも心身ともに健康に、、、ダジュールの気候ってすばらしい!?
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