外国生活で疲れたときに聴くのはJPOPと決めています。
私のフランス人のパートナーはまったく日本語が分からないし、
ポップスは聴かないタイプだけれど宇多田ヒカルは「分かる」らしい。(笑)
上手い・下手・曲調がタイプじゃない、歌い方がタイプじゃない、、、
そういうのは同じニホンジン同士でもあること。
言葉が違っても感情込めて歌っている歌は何かしら伝わります。
美しく切ないメロディーというのは万国共通、人間共通です。
(そういう点でクラッシックはやはり偉大)。
フランス語分からない子供でもエディット・ピアフの「愛の賛歌」は
「なにか切ない」と感じるものです。
しかし歌には歌詞があり、そこには同じ言葉を有する人間、
つまり少なからずその言葉を使う国の文化・歴史を共有する者のみの
心を揺さぶるメッセージが詰まっています。
その国の言語で書かれた歌には意識するしないに関わらず、
歌詞に他民族にはわからないニュアンスを含ませてあり、
そこに聴く人それぞれの「想い」を増幅させたり、シンクロさせたりする
感情移入への秘密の入り口を設けてあるのです。
だから字面だけを追っても、単語の意味を調べても、
ガイコクジンには到達できない壁があります。
(もちろん基本的には個人の感受性による問題)
歌詞と歌手の声と自分の感情の波長が「ぴた」っとあった時、
私はわりとどこでも「ツラー」っと泣きます。
泣くというより花粉症時の鼻水のように勝手に涙が出てきます。
何かが脳の泣きシステムのスイッチを押すのでしょう。
ガイコクの歌でも言葉の意味が分かったとき仕切りなおして泣くことも。(しつこい?)
もちろんそれを狙って作詞家は頭をひねっているんでしょうが、
多くの人の「泣き」スイッチを押せるというのはやはりすばらしい能力ですよね。
最近、なぜか中島 美嘉さんの曲を聞き始め(はじまりは「ハケンの品格」)、
「will」から秋元康さん作詞つながりで「stars」にたどり着きました。
「stars」を聴いていて「何かとても大事なこと言ってる?」っと気になって
歌詞をヒアリングし書き出しました(今時お目にかからないアナログ作業です)。
とてもキレイな詩で、言葉だけでも浄化されます。
もちろん、中島 美嘉さんの歌唱力と作曲の川口大輔さんの才能が相まって生まれた感動ではありますが、「秋元康さんって本当スゴイよね~」と関心しながら泣いてました(笑)。(なんであんな汚い業界(失礼)にいてこんな清らかな詩を書けるんでしょう?)
ちなみに外国人のパートナーといることの最大のデメリットは
互いに懐かしの歌謡曲に共感できないことだと思いますが
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