花火のことをフランス語では「FEUX D’ARTIFICE(フーダーティフィス)」といいます。
個人的に「火の花」の意味であるニホンゴの「花火」の表現のほうが情緒があって好き。
フランス語の直訳は「巧みな火」です。なんか怖い~。(笑)
さてアンチーブ・ジュアン観光局からこの夏の
「FEUX D’ARTIFICE et FESTIVAL PYROMELODIQUE」
の日程表がでました。
革命記念日は前夜から祝います。
7/13 22h30 : Promenade du Ponteil, plage de la Salis – Antibes.
7/14 22h30 : Promenade du Soleil – Juan-les-Pins.
Festival Pyromélodique : (国別花火鑑賞祭り)
8/1 22h : Baie de Juan-les-Pins – L’Italie
8/8 22h : Baie de Juan-les-Pins – L’Allemagne
8/15 22h : Baie de Juan-les-Pins – Les Etats-Unis
8/24 22h30 : Route du Bord de Mer – Antibes – La France
PYROMELODIQUEのPYR0-「火・熱」の意味の接頭語なので
音楽にあわせた花火の祭典ということになります。
フランスでは花火を音楽のように楽しむ習慣があります。
花火を音楽のように、、、、そう花火の曲線、光の流れ、強弱、メリハリを
クラッシックの調べにのせて全体をひとつの作品のように鑑賞するのです。
音楽鑑賞なのだから、とにかく静かに鑑賞するのです!!
ありえないよっ[:ぶー:]。
花火っていうのは、
その1つ1つに込められた花火師たちの命の輝きを、
まるでセミが短い生涯を終えるために地上に出てきて死んでいくような
切なさを感じながら、「おぉ~!!」とか言いいながら見るものでしょ?!
「た~まや~」「わ~!」「キレイ~!」って
1つあがるたびに声がでてしまうものじゃないですか!?
なのにフランス人ときたら花火の時間まで大騒ぎでぞろぞろやってきて
花火が始まるとぴたっと話をやめて、話したいときはひそひそ声。
終わったとたんにまた大騒ぎで明け方まで騒ぐ、、、、。
この違いを指摘したのは私の相方。
普段おしゃべりなフランス人が花火中はだんまりで
普段寡黙な日本人が花火の時だけは大ハシャギなのは
本当に不思議だと。
こっちが言いたいよっ!(笑)
こんなときに騒がないなんてあんたらどうゆう了見してんだい?
花火に声をあげないなんて!絶えられないー!
だからフランスで花火を見るとき、私は一人口を押さえながら見てるんですけど[:ポロリ:]。
また、ニホンの花火(比較対象・隅田川花火大会)に比べ高さの争いがありません。
また小ぶりで花火の種類も少ない上に2~30分で終わってしまうの。
不意に花火が始まったらその時で見てしまわないと、終わってしまいます。
どうやらフランスの花火は軽~く小粋に楽しむものなんですね。
(がっつり午後から浴衣を着込んで電車で見に行ってた気合が懐かしい、、、)
去年はホテルベルリーブのテラスからジュアンレパン、ヴァロリス、カンヌの花火が
地中海沿いにまさに火の花が咲くような幻想的な光景を見ることができました。
セレブリチーの皆様はホテルのテラスでディナー
またはバーでアペリティフを取りながら、
やっぱり静かに(食事を中断して!)ご覧になっておりました、、、。
これじゃー「たまやー」とか言えないわ[:ムニョムニョ:]。
上日程に限らずしょっちゅう花火が打ち上げられれいます。(突然始まり、あっけなく終わる)
今年は自宅のベランダからばっちり見えるのですが、なにせ20分程で終わるのでビールに枝豆って感じではなく、お菓子ぽりぽりって感じです(伝わりますでしょうか?)
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